ピクミン2_2

目がかゆいの 2004_05_31

 

私は「マロガエル」が大好きである。
「マロガエル」というのは、『ピクミン2』の中に出てくるカエルのような生き物のことだ。
顔を手でコシコシ擦る仕草がたまらなくイイ!
「イモガエル」ってのもいるんだけど、断然「マロガエル」が好き。
「マロガエル」の方が「イモガエル」より平ぺったいので、顔を擦る仕草が「目を擦ろうとして手が届かない!」みたいな感じに見えて可愛いのである。
私は生物図鑑の「マロガエル」を何気なく眺めたりしていた。

そこで私は、あれっ?と思った。
「マロガエル」って『1』の時からいたっけ?
一生懸命思い出そうとしたのだが、どうも思い出せない。
それだけじゃなくて、『1』に登場した生物を全く記憶していないようであった。

じゃあ、確かめてみようかと『1』を起動させてみたところ、セーブデータがない。
というか、昔のメモリーカードが何処にあるのかわからなくなっていた。
仕方がないので少しだけ『1』をやり直してみたところ、ああ、そうか、と思うに至った。
『1』の時は時間制限があって、生物の仕草になんか注目してなかったんだな。
30日以内にパーツを全部集めなければゲームオーバーになってしまう。
忙しくてカエルどころではなかったのである。
一方、『2』では時間制限がないので、安心して周囲を観察しながらプレイすることが出来たのだ。
そのおかげで『ピクミン2』というゲームが構築した世界の魅力をより深く感じたに違いない。

時間制限を入れるというのは、『1』をゲームとして成立させる必要不可欠な要素だった。
しかしそのせいで「ピクミン」の持っている魅力を伝えにくかった、という反省があったのかもしれない。
ゆっくり安心してプレイできればこそ、「マロガエル」の仕草に愛らしさを感じることも出来るわけである。
『ピクミン2』はホントに魅力的。
チャレンジモードも一通り終わったんだけど、どうもこの世界から離れたくなくて、生物図鑑を開きたくなるのだ。
ゆっくりプレイするってのは、思いがけず素晴らしいことだったんだな。

もちろん、時間制限を取り払う代わりにゲームを別のことで担保しなければならない。
だから半生物半機械みたいなのがいっぱい出てくるんだろう。
少し難しくしないといけないから。
そこはさすがに任天堂、抜かりなし。



戻る