デッドオアアライブ4_3

バーチャは罪深い 2006_09_21

 

『DOA4』の攻略本を買ってきた。
手っ取り早く理解度を上げるには、これしか方法はないように思えたのだ。
で、バーチャファイターは罪深いなあ、と感じていたのである。
「ガチャガチャやるだけでも楽しいように」とか言いつつ、結局覚えなければならないことばかりじゃないか。
私は格闘ゲームをあまりやらない方なので、これから書くことにそれほど自信があるわけではない。

『DOA4』をやり始めて、最初に思ったのは「で、出の早い技はどれなん?」ということである。
PKとか、→PKとかが基本コンビネーションなんだろうと予想は付くけど、キャラによって技が違うから当然それを知らなければならない。

次に思ったのは、「浮かせたときの追撃コンボは何を入れたらいいの?」ということである。
自分は浮かされたとき、目一杯ダメージを食らうのに、こっちはダメージを与えられないんじゃ話にならない。
浮いちゃって何も出来ないのに、自分ばっかりガンガン技を入れられるとメッチャ腹が立つのである。

その次に思ったのは、「そのコンビネーション、上中下段の属性どれだよ?」ということである。
私の知っているバーチャなんかより、コンビネーションが長くて、見た感じ中段なのか下段なのか、はたまた上段なのかよくわからない。
わからないとガードも出来ないし、当然ホールドも出来ない。

結局知らないことにはどうにもならないのである、今時の3D格闘ゲームなんてのは。
なんでこんなことを覚えなきゃならんのか。
ずーっと継続してやってる人は良いけど、後から入っていくのは大変だな。
後ろ向いたり、浮いたり、よろけたり、覚えなければならないことがどんどん増えていく。
鈴木裕が「ガチャガチャやるだけでも楽しいように作ってる」とか言ってるインタビュー記事を読んで、その昔は凄く感心したもんだけど、今の状態を見ると嘘みたいだな。
こういう流れをつくったバーチャは罪深い。
もうちょっと大雑把に進化できなかったのだろうか。

まあ、プレイヤーがそう望んできたから、格闘ゲームはそうなったんだけど。
場合分けが複雑になればなるほど、精度が必要になればなるほど、追求する余地が大きくなる。
と同時にプレイヤー間の格差が広がることも意味しているからね。
一番罪深いのはプレイヤー自身なのかもしれん。



<追加>
Wiiの時代にはもうちょっと大雑把な操作の格闘ゲームが創られるかもしれない。
何せコントローラーが繊細な入力を受け付けないだろうから。
入力デバイスが変われば、きっと格闘ゲームも変わる。
あんまり心はときめかないけど。
やっぱり現在のコントローラーに慣れちゃってるからね。


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