最近XBOXがよく稼働している。 つい先日までは全く使ってなかったんだけどね。 せっかく持っているのに使わなかったのには、もちろんわけがある。 XBOXはやたらとうるさい。 おまけに、XBOXを購入した当時には、私の方にも問題があった。 当時私は静音PCを作るのにハマっていたのだ。 おそらくこの文面を読む方は何かしらのPCを使っているはずだが、そこには必ず音があるはずである。 「ブーン」とか「キュイーン」とか「カリカリ」とかね。 それはCPUや電源を冷却するファンの音であったり、ハードディスクの回転音やアクセス音だったりする。 つまり静音PCを作るというのは、この音を消してやろうというわけだ。 音を消すために、ファンの回転速度を遅くしたり、あるいは勢い余って止めてしまったり、ハードディスクを弁当箱のような消音装置の中に入れることになる。 ところが困ったことに、やっているうちに度が過ぎてきて、わざわざパソコンに耳をくっつけて「ああっ、まだ音がしてる!」と気になったりするのである。 まさに静音バカであった。 当然XBOXの音なんか耐えられるはずもなく、全く使えなかったのである。 当時の私の感覚からすれば、XBOXの設計をした人間はドアホウであった。 ちなみにDCの冷却ファンもこの当時は止めてしまった。 もっともDCは読みとりヘッドのシーク音がメチャメチャうるさいので余り意味がないし、当然不安定になる。(下手をすれば壊れるでしょう) 最近私がXBOXを使えるようになったのは、「静音バカ」から脱出できたことが大きい。 おかげで冷静にXBOXを見つめられるようになった。 『ファントムクラッシュ』なんかXBOX発売日から4ヶ月しかたってない作品だということを考えると、これはすごい。 開発元の元気はXBOXのファーストパーティでもなんでもないからね。 作品としては煮詰まってないけど、核となるゲームシステムは変える必要を感じなかった。 私は良くできてると思う。 これが作れちゃったというのは、ハードウェアパワーに余裕があったり、プログラムが組みやすかったりというアドバンテージがXBOXにはあるということだろう。 もし仮に、マイクロソフトがセガを買収してセガの名前で発売していたら、あるいは私もXBOXを応援できていたかもしれないという気がしてきた。 なんでも「XBOX2ではDCのソフトがそのまま動くようにエミュレーションする」なんていう噂もあるんだそうで、将来的にはあり得る目かもしれない。 まあ、大幅に発熱量減らしてもらわないと困るけどね。 ファンがうるさいのは消費電力が大きい証拠。 エネルギーも勿体ない。 |