首都高バトル2

首都高は居眠り運転で大変だ 2000_07_13

 

眠い。
このゲームは非常に眠いのである。
コースが間延びしているのだ。
私が嫌うタイプのレーシングゲームである事は間違いない。
しかし、なぜかプレイしてしまう。
つまりそれは「面白い」ということを意味しているのかもしれない。
そのゲームの名前は『首都高バトル2』。
『2』というからには間違いなく続編なのだが、私は今回が初めてのプレイ
である。

コースが間延びしているのは仕方がないかもしれない。
だって、実在してる首都高をそのまま再現しているのだから。
それにしたって、フルスロットルで抜けられる直線と、ある速度以上では抜
けられない緩やかなカーブが連続しているだけのコースである。
「これ、面白いの?」
と私はプレイしはじめに思った。
更になかなかライバルカーに出会わないので、延々首都高を流しまくって、
居眠りし放題だったのである。
当然、カーブが来る度にアウトの壁に激突した。
「ああ、居眠り運転ってこういうことなんだ」
と変なことに感動したものである。(私は免許は持っているけど、総運転距
離は5kmくらい)

ところがである。
いつの頃だっただろうか?
なんだか段々やめられなくなってきたのだ。

私が選んだ車はなんだかひどく加速が悪い。(車のことをよく知らないので
適当に選んでしまった)
最高速では勝っていても、中速域で大きく引き離されてしまう。
「次のカーブが来る前にヤツの前に出たい。
 前に出ればブロックで中速域での不利を補えるはずだ。」
そう思うようになってから、チューニングを最適化する方法を考えるように
なった。(繰り返すけど、車のことよくわからないから手探り)
とはいっても、チューニングするためにはポイントを稼がなければならない。
するってぇと、更に走らなければならないというわけだ。
この辺の循環が楽しさの秘訣だろう。

そういうわけで、私は今日も首都高を走っている。
「レベル3のミッションが欲しい!」と叫びながら。
相変わらず居眠りは続いているのだが。(居眠りしちゃうところらへんが、
単純に「面白いぜ!」とは言えないところでもある)


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