風来のシレン2

君はシレンジャー?僕はキレンジャー! 2000_10_1

 

私はカレーが大好きである。
多いときには週に10食、少なくとも3食はいただく。
つまり、いわばキレンジャーである。
キレンジャーは死んでしまうのでイヤなのだが、好きなものは致し方ない。

ところで、本題に入る前にいきなり横道にそれるのだが、私は幼稚園に通っていた頃、どういう訳かゴレンジャーの人形を作らされたことがある。
普通、男の子はアオレンジャーを、女の子はモモレンジャーを作った。(赤は女の子の色ということで、アカレンジャーを作る男の子は珍しかった)
私は何レンジャーを作ったのか?
私が作ったのはミドレンジャーだったのである。
今も実家に残ってるだろうか?
ミドレンジャーを作ってしまうあたりからして、子供の頃からひねくれていたんだなあ、といま気がつく次第だ。

まあ、そんなことはどうでもいいのだが、レンジャーといえば、「仕事せん隊シレンジャー」とレンジャーつながりである。
やっぱりこの度発売された『風来のシレン2』はとても気になる存在だ。
早速購入して遊んでみた。

しかしながら、私はSF版『風来のシレン』をプレイしたことはないのだ。
あの当時の私は、任天堂憎しの気持ちでいっぱいで、いかに評判が良かろうと買う気にはなれなかった。
それに「何度でも楽しむことが出来ます」と言われると、私はとても胡散臭い印象を持つのである。
だって、何回も楽しめるかどうかは、プレイする本人にかかっているのだから。
私はちょっと意地悪い気持ちで『風来のシレン2』をプレイしはじめたのだった。

正直に言うと、ここまで4回最初の初級ダンジョンでやられてしまい、何ら進展してない。
しかし、このゲームの「何度でも楽しむことが出来ます」という意味は分かってきたような気がする。
要するにこのゲームはサバイバルゲームなのだ。
やられてしまったら、全部はじめからやり直しになってしまう。
だから、生き残らなければならない。
そのためにどうするのか?
残りライフと残りアイテム、出現した敵とその位置、自分がいま置かれているマップの形状。
その組み合わせはまさに無限大。
それ故、常に緊張を持ってプレイすることが出来る。
「自分がワンアクション起こすと、周りの敵もワンアクション起こす」というシステムからして、毎回詰め将棋をやっているような感覚なのだろうか。
いや、先のことも考えながら最前の手を目指すから、もっと奥深いのかも。

更に正直に言うと、私はこのゲームにはまるのが恐い。
だって、他のゲームが出来なくなるし、勉強もしなければならないのだ。
とはいえ、この面白さに気がついてしまった以上、どうにもならない。
私が「仕事せん隊シレンジャー」の一員になる日は近いだろう。
もっとも、「仕事せん隊」の方は既にあてはまっているので、「シレンジャー」の方だけなのだが・・・。


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