私はカレーが大好きである。 多いときには週に10食、少なくとも3食はいただく。 つまり、いわばキレンジャーである。 キレンジャーは死んでしまうのでイヤなのだが、好きなものは致し方ない。 ところで、本題に入る前にいきなり横道にそれるのだが、私は幼稚園に通っていた頃、どういう訳かゴレンジャーの人形を作らされたことがある。 普通、男の子はアオレンジャーを、女の子はモモレンジャーを作った。(赤は女の子の色ということで、アカレンジャーを作る男の子は珍しかった) 私は何レンジャーを作ったのか? 私が作ったのはミドレンジャーだったのである。 今も実家に残ってるだろうか? ミドレンジャーを作ってしまうあたりからして、子供の頃からひねくれていたんだなあ、といま気がつく次第だ。 まあ、そんなことはどうでもいいのだが、レンジャーといえば、「仕事せん隊シレンジャー」とレンジャーつながりである。 やっぱりこの度発売された『風来のシレン2』はとても気になる存在だ。 早速購入して遊んでみた。 しかしながら、私はSF版『風来のシレン』をプレイしたことはないのだ。 あの当時の私は、任天堂憎しの気持ちでいっぱいで、いかに評判が良かろうと買う気にはなれなかった。 それに「何度でも楽しむことが出来ます」と言われると、私はとても胡散臭い印象を持つのである。 だって、何回も楽しめるかどうかは、プレイする本人にかかっているのだから。 私はちょっと意地悪い気持ちで『風来のシレン2』をプレイしはじめたのだった。 正直に言うと、ここまで4回最初の初級ダンジョンでやられてしまい、何ら進展してない。 しかし、このゲームの「何度でも楽しむことが出来ます」という意味は分かってきたような気がする。 要するにこのゲームはサバイバルゲームなのだ。 やられてしまったら、全部はじめからやり直しになってしまう。 だから、生き残らなければならない。 そのためにどうするのか? 残りライフと残りアイテム、出現した敵とその位置、自分がいま置かれているマップの形状。 その組み合わせはまさに無限大。 それ故、常に緊張を持ってプレイすることが出来る。 「自分がワンアクション起こすと、周りの敵もワンアクション起こす」というシステムからして、毎回詰め将棋をやっているような感覚なのだろうか。 いや、先のことも考えながら最前の手を目指すから、もっと奥深いのかも。 更に正直に言うと、私はこのゲームにはまるのが恐い。 だって、他のゲームが出来なくなるし、勉強もしなければならないのだ。 とはいえ、この面白さに気がついてしまった以上、どうにもならない。 私が「仕事せん隊シレンジャー」の一員になる日は近いだろう。 もっとも、「仕事せん隊」の方は既にあてはまっているので、「シレンジャー」の方だけなのだが・・・。 |