新すばらしきこのせかい、PS4版

体験版は一番面白いところを 2021_08_21

 

この夏一番楽しみにしていたゲームは『新すばらしきこのせかい』。
前作のラストで真のボスみたいな奴が、なぜ渋谷にアンダーグラウンド(UG)を作ったのか、をほのめかすシーンがあって、とにかく結論を知りたかったの、私は。
しかし、私は『新すばらしきこのせかい』を発売日には買わなかった。
なぜならば、NSの体験版をやって疑いを持ったからである。
新キャラに変わっているところからして、また話を引き延ばしにかかってるんじゃないか、と。
だって、デスゲームに戸惑うところからやり直しになるわけでしょ。
十何年も経って、まだ結論に辿り着けなかったら、マジで許せないよ。
ちゃんと結論が出ているのか、確認してからじゃないと買えないと私は思ったのである。

私はネタバレを避けつつ、慎重に情報を探った。
すると、どうやら結論はちゃんと出ているらしい。
それならやってもいいか、ということで、一週間ほど前からようやくプレイし始めたのだった。
折角なので、快適な(はずの)PS4版を。

やってみて、驚いたのはストーリーじゃなくて戦闘。
体験版やったときは全然面白くなかった。
キャラ一人にボタン1個を割り当てて攻撃するんだけど、オートエイムということもあって、ただただボタンを押すだけ。
しかもすぐにガス欠になるんだよね。
酷く退屈な感じがした。
タッチパネルという特徴を失って平凡なゲームになったなあ、という感想だった。
体験版はすぐに止めちゃったよ。

ところが、本編は全然違うの。
仲間が増えて4人になるから。
システムを理解できていないときでも、ガチャプレイでまあまあ楽しい。
たくさんボタンを押せるからね。
しかも理解が進んで、コンボをつなげてシンクロ率を上げるような戦いをすると、より楽しくなる。
大したことをしていないのに、凄く上手にプレイできてる感じがするんだよね。
難易度を上げてプレイすると、ドロップするアイテムの質が上がるように設計されているから、より上手にプレイしたくなる。
一方で、下手な人でも時間をかければなんとかなるように、パラメーターが加算されていく設計になっているところも上手い。
素晴らしい出来だよ。
これがあんまり売れなかったのは、ちょっと不思議というか、不憫ですらある。

体験版って、一番面白いところを体験させないと意味ない。
本編の序盤をそのまま体験版にするのって、普通に考えたら悪手でしょ。
だって、序盤は覚えることばっかりで、大した結果は得られないわけだから。
損したような気持ちで終わって、じゃあ本編を買おうって話になるわけがない。
体験版はいきなり面白くないと。
ストーリーなんかどうでも良いから、4人で戦闘する部分をいきなり体験させれば良かったのに、と思うね。
このゲームの一番面白いところを最初に体験させてこそ、販促効果がでるってもんでしょ。


戻る