私がゲームに興味を持ち始めた小学5〜6年当時、「セガ」という名前をきいた覚えがない。 父兄同伴ですらゲーセンは立ち入り禁止だったから、ゲーセンに憧れは持ってたよ。 でも、その対象は『ゼビウス』とか『マッピー』だったような気がする。 メーカーで言えば、ナムコ、タイトーあたりかな、知ってたのは。 その後、パソコンを買ってからはゲーセンにあんまり興味はなくなった。 私がセガを知るのはMDからだし、ゲーセンで多少なりともプレイしたのは『バーチャレーシング』以降のことである。 MODEL1基板が登場する前のことはほとんど知らない。 だから、『セガ3D復刻アーカイブス』が発売されても、全くノーマークだったな。 今更やってみようと思ったのは、New3DSの使い道がなかったからに過ぎない。 マシンパワー上がってるはずなのに、それが感じられるシーンが全然ないんだよね、New3DSって。 唯一ハッキリと効能を感じられるブレ防止機能を活かすには、3Dに特化したゲームが必要だと思ったのである。 しかし、やってみるとやっぱり結論は分かりきった話だった。 もともと3Dに見えることを狭義の意味でゲームの構成要素に入れてなかったわけだから、そのままであればあるほど3Dである意味はないわな。 『アウトラン』とか『スペースハリアー』なんかは奥から手前に高速でオブジェクトが飛んでくるから、視覚的な驚きは多少無いことも無い。 でも、実際はキャラの大きさとか影とか標識とかを見ているわけで、それはあんまりゲームとは関係ない気がするね。 『アウトラン』なんかは真面目にやってみようかと思ったけど、結局前方が見えなくなることをゲームにしているから、覚えるしかない。 今更ちょっとやる気にはならなかったな。 意外なことに、一番面白かったのは『ファンタジーゾーン』だった。 3Dにする意味は全くないけど。 移動する方向にスクロールが変わるから、逃げながら撃てないし、切り返したときに思ったより進んじゃうし、いろいろ感覚が普通のシューティングと違う分、新鮮にプレイできた。 横シューティングなんて進化しようがないから、古くても関係ないという部分もあるんだろうが。 どうなんだろう。 この時期のセガに思い入れがある人なら楽しめるのかな?、この『セガ3D復刻アーカイブス』。 私にはよく分からないんだけれども。 |