SRPGは時代に合わないと私は思っている。 なぜならば、敵のターンを待たなければならないから。 何もせずに待つことなんて出来ないでしょ、もう今どき。 SRPGは時代の要求するスピード感と合わないのである。 この時代感覚はSRPGの難易度にも影響を与えている。 もう待てないわけだから、当然同じステージを何回もやらせる事なんて出来ないんだよ。 人によって適切な難易度は異なるけど、ひとりひとりに合わせることは容易ではない。 結果、難易度を下に合わせざるを得なくなる。 しかしですよ。 そもそもシミュレーションっては、上手くいくかどうかを確かめるためにやるもんでしょ。 どうやっても絶対クリア出来るようなのが面白いわけないじゃん。 そのくせ、時間は目一杯食われるなんて馬鹿げている。 そんなのやらなくていいと思うのである、私は。 どうせなら、もっとレスポンスの良いゲームを私はやりたい。 だから、SRPG部分がアクションに変わったのは、むしろ正解であろうと私は思っているのである。 同じ簡単なゲームなら、手を動かした方がまだマシ。 問題は別のところにある。 今更だが、実は『新サクラ大戦』の話を書いているのだ。 かなり前からプレイはしていたのだが、アクション部分ではないところで私はずっと止まっていた。 帝劇の中を歩き回るのがイヤだったのである。 昔はそんなに気にならなかったけど、今はもうダメだな。 マップにキャラが表示されているんだから、直接行けばイイじゃんって思っちゃう。 そこいら辺に落ちているブロマイド拾って嬉しいのか? そんなの要らんから、はよして!って思う。 一方でギャルゲーにおいては、時間を使わせることでプレイヤーの思い入れが深まることも確かである。 だから、プレイヤーが耐えられるなら、出来るだけ時間を使わせたい、と創り手が思うのも不思議ではない。 となると、今どきの最適解は放置系なのかな、ギャルゲーの。 時間は使わせるけど、プレイヤーを専有はしない。 人によって適切な情報密度ってのは異なるから、プレイヤー側で勝手に調節してもらった方がいいのかもしれないな。 すると、据え置きを選択した時点でもうダメ、ということになってしまうが。 据え置きで放置系は無理だよな。 アクション部分は据え置きでやって、ギャルゲー部分はスマホ連動にするとか、相当な工夫をしないと。 PS4でやろうとしたこと自体が間違っていたような気はする。 『新サクラ大戦』のキャラクター自体は意外と好きなんだよ、私は。 さくさくっとプレイできたら、たぶん続けられたと思う。 <余談> アニメを観たら、少しは気持ちが高まるかと思って、アニメ版が公開されるまでずっとペンディングにしていた。 しかし、アニメはゲームの後の話らしくて、全く意欲は高まらなかった。 |