新サクラ大戦

据え置きの時点で間違いかも 2020_04_24

 

SRPGは時代に合わないと私は思っている。
なぜならば、敵のターンを待たなければならないから。
何もせずに待つことなんて出来ないでしょ、もう今どき。
SRPGは時代の要求するスピード感と合わないのである。

この時代感覚はSRPGの難易度にも影響を与えている。
もう待てないわけだから、当然同じステージを何回もやらせる事なんて出来ないんだよ。
人によって適切な難易度は異なるけど、ひとりひとりに合わせることは容易ではない。
結果、難易度を下に合わせざるを得なくなる。

しかしですよ。
そもそもシミュレーションっては、上手くいくかどうかを確かめるためにやるもんでしょ。
どうやっても絶対クリア出来るようなのが面白いわけないじゃん。
そのくせ、時間は目一杯食われるなんて馬鹿げている。
そんなのやらなくていいと思うのである、私は。
どうせなら、もっとレスポンスの良いゲームを私はやりたい。

だから、SRPG部分がアクションに変わったのは、むしろ正解であろうと私は思っているのである。
同じ簡単なゲームなら、手を動かした方がまだマシ。
問題は別のところにある。
今更だが、実は『新サクラ大戦』の話を書いているのだ。
かなり前からプレイはしていたのだが、アクション部分ではないところで私はずっと止まっていた。
帝劇の中を歩き回るのがイヤだったのである。

昔はそんなに気にならなかったけど、今はもうダメだな。
マップにキャラが表示されているんだから、直接行けばイイじゃんって思っちゃう。
そこいら辺に落ちているブロマイド拾って嬉しいのか?
そんなの要らんから、はよして!って思う。

一方でギャルゲーにおいては、時間を使わせることでプレイヤーの思い入れが深まることも確かである。
だから、プレイヤーが耐えられるなら、出来るだけ時間を使わせたい、と創り手が思うのも不思議ではない。
となると、今どきの最適解は放置系なのかな、ギャルゲーの。
時間は使わせるけど、プレイヤーを専有はしない。
人によって適切な情報密度ってのは異なるから、プレイヤー側で勝手に調節してもらった方がいいのかもしれないな。

すると、据え置きを選択した時点でもうダメ、ということになってしまうが。
据え置きで放置系は無理だよな。
アクション部分は据え置きでやって、ギャルゲー部分はスマホ連動にするとか、相当な工夫をしないと。
PS4でやろうとしたこと自体が間違っていたような気はする。
『新サクラ大戦』のキャラクター自体は意外と好きなんだよ、私は。
さくさくっとプレイできたら、たぶん続けられたと思う。


<余談>
アニメを観たら、少しは気持ちが高まるかと思って、アニメ版が公開されるまでずっとペンディングにしていた。
しかし、アニメはゲームの後の話らしくて、全く意欲は高まらなかった。


戻る