絶叫戦士サケブレイン

一人では味わえないもの 2007_09_06

 

任天堂プラットフォームのゲームを買うと、クラブニンテンドーのポイントが付いてくる。
あれはよく考えると借金だな、任天堂にとって。
GBmのフェイスプレート小売希望価格1000円が200ポイントだったことから(販売されなかったけど)、1ポイントで5円程度の価値だろう。
おそらく数十億円相当のポイントが溜まっているはずである。
だって、ポイントと交換する魅力的な商品が無いからね。
いったいどうするんだろう?と思っていたら、クラブニンテンドー専用でかつ期間限定のプレゼントが登場した。
『絶叫戦士サケブレイン』がそれである。
500ポイントとの交換だから、定価2500円相当のゲームと考えて差し支えないだろう。

私はこのゲームの説明を全く読まないで申し込んでしまった。
申し込んでから気づいたのだが、このゲームは2〜3人専用ゲームだった。
つまり一人ではプレイできないのだ。
すっかり忘れた頃に届いたこのゲームを前にして私は途方に暮れた。

しかし、遊ばないわけにもいかないだろう。
折角もらったんだし。
仕方ないので、DSを2台使って一人でプレイしてみた。
例によってこの『絶叫戦士サケブレイン』の説明はしないので、興味のある人は自分で調べて欲しい。

このゲームをプレイするには、とりあえずXボタンを押しながらマイクに向かって叫ぶ必要がある。
ファイヤー!とかね。
なんせ2台やらなきゃいけないから、左手で逆さに持った旧型のDSを180度回転させて、右手のDSLと重ねて叫ばなければならなかった。
マイクの位置を合わせないと音が拾えないから。
旧型のDSはマイクが下にあるので、ちょうど都合が良かったな。
DSL2台だとマイクの位置が重ねられないから、おそらく無理だったろう。

「難易度:やさしい」なら、合体技なしでもなんとかボス戦まではもって行けた。
合体技なしでボスを制限時間内に倒すのは無理そうだったけど。
まあまあ、一人でよく頑張った方だと思う。

一人で遊んでいても、このゲームの狙いは割と理解できるな。
マイクを使うことでプレイヤーとの同一性を高めることができるし、決めゼリフを使うことで誤認識を避けながらキャラを立てることも出来るだろう。
更にこのゲームが従来のものより一歩進んでいるところは、お友達ともシンクロしよう、というところである。
大の大人が揃ってチェンジバクレツ!とか叫んでいたら、きっと恥ずかしいんじゃないか。
おそらく顔を見合わせて笑っちゃうだろうな。
恥ずかしすぎて、逆にそれが面白いということもあるんじゃないか、などと考えていたのが、それはあくまで想像しただけである。
一人で遊んでいる分には、どうやっても体験できない。
こればっかりは一人で遊んでいる限り無理である。


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