トーク番組なんかを観ていると、強いて言えばSかMか、なんて質問をよく聴くことになる。 あれはなんなのかな、放送作家の発想が貧困なのかな。 ま、それは良いとしても、問題は答えの方だ。 7割方Mじゃないか。 あまりにもMが多すぎやしないか? そんなわけないだろ、と私は思うのである。 だってあんな事やこんな事したいでしょ。 AVを観てご覧なさいよ。 AV男優が攻めているシーンと攻められているシーンのどちらが多いかを調べれば一目瞭然でしょ。 私の感触では9割以上攻めてるね。 M気質の人が多いなら、こんな比率にはならない。 おそらくMの方が無難だからMと答える人が多いのではないか。 Mと言っておけば、少なくとも危害を加えることはなさそうだからね。 ところで、『トゥームレイダー』の主人公ララは今作で酷い目に遭い続ける。 いきなり船が沈没して水死寸前。 辛うじて岸に着いたと思ったら何者かに襲われ、逃げたら脇腹に金属棒が突き刺さる。 その後も「ダイハード」どころじゃ済まない危機の連続である。 せっかくのお肌も台無し。 ゲームだと分かっていても、とりあえず上着は着ておけよ、と思うほどだった。 布一枚でもあると、すり傷なんかがだいぶ違うからさ。 たぶん胸のラインが見えなくなるから無理な話なんだろうけど。 でも、割と見やすい印象はあった。 痛々しいけど、そんなに嫌じゃない。 ゴツゴツのおっさんが無傷で進んでいくより、特別強いわけじゃない女性が傷つきながら成長していく方が、私には受け入れやすかった。 シナリオを追っていく分にはララ=自分とは感じられず、客観的に観ている感じだったので、私のS気質な部分が出ていたのかもしれないが。 確かに『DOA5』なんかでも、女性同士が戦ってるときの呻き声、いつまででも聴いてられるからね。 写真撮るったって、大した画は取れないんだけど、まあ、見ているだけでもそんなに苦にはならないという感じ。 女性が呻いているのが好きなのかもしれんな。 それは否定できない。 別に私は自分がS気質であることを殊更に強調したいわけではない。 ひょっとしたら、この『トゥームレイダー』を面白く感じていたのは、主人公が女性だったからかもしれない、と思ったから書いたのである。 それもヤケに胸を強調したタンクトップを着た妙齢の女性。 単純に見て嬉しい事も重要なんじゃないか。 そういう結論じゃないと、ついこの間まで「アンチャーテッド」はもういいだろって言ってたのと整合が取れない。 <余談> たまたまこのゲームをクリアした直後に、アンジェリーナ・ジョリーが乳がん予防のために乳腺の除去手術を行った、という記事を読んだ。 ああいうの読むと、おっぱいおっぱいって書くの、ホントに申し訳ないね。 |