プリンセスは金の亡者_1

見当がつくのも良し悪し 2016_12_16

 

長年ゲームをやっていると、だいたい分かってしまうことがある。
これぐらいやればこれぐらい成果が上がるだろうとか、これぐらいやればクリア出来るだろうとか、ある程度プレイすると大凡の見当がついてしまうのだ。
見当がつけば楽になることもあるが、見当がつくことで余計苦しくなることもある。
そこは良し悪しなんだな。

ところで、PSVitaの『プリンセスは金の亡者』の話を書こうと思っている。
このゲームはタイトルとパッケージの絵が良かった。
アマゾンのランキングを見ていて、これはいけそうな気がしたんだ。
アクションRPGなんだけど、お金で全てを解決するっていう発想が面白そうでもあった。
ゲームの中身に関してはまた別に書くとして、今回は情けない話を書かなければならない。

この『プリンセスは金の亡者』は最初が難しい。
第一章のボスがメッチャ強い、というか、自分のゲームに対する理解が深まっていないうちにボス戦になってしまうと言うべきなのか。
多少は武器やパラメーターを強化できるものの、それだけではクリア出来ない。
どうしてもゲームに対する理解が必要だ。
これはメチャクチャ面白いゲームだとすぐに分かる。
当然このゲームに取り組むべきだとも思っていた。
でも、なんだかやる気になれなかったんだ。
何回かやれば出来そうではあるんだけど、攻撃・逃げ・稼ぎ・買収のバランスが飲み込めるようになるまで、ちょっと時間がかかりそうだったのである。

難易度下げちゃおうかな、と思ったが、難易度設定はない。
こんなに難しいゲームが一般のプレイヤーに出来るはずはないと思い、日本一ソフトウェアのホームページを調べたが、難易度調整パッチが出る気配はなさそうだった。
難易度を下げると、肝心要の買収が無意味になるから、難しくしておかないと創り手の狙いから外れちゃうんだろうな、きっと。
それは分かるんだ。
でも、これから乗り越えねばならない壁を思うと、いまいちやる気になれなかった。
いっそのこと、このゲームはやっていないことにしようかと思ったほどである。

その後しばらく放置しておいたが、やっぱりやらずにはいられなくなった。
そこはゲームの魅力が優ったのである。
やってみたら予想どおり、数回やってるうちにコツが分かってきたよ。
時間を稼ぐために逃げ回る必要があるんだけど、そのためのスペースを空けなくちゃいけないんだな。
そこが理解できたら、第一章以降もすんなりと進めるようになった。
もちろん国民を増やすために、同じステージを何回もやり直しながらだけれども。
この調子なら最後までいけそうな気がしている。

四の五の言わんとやれば良かったんだよ。
でも、見当がついちゃうとやる気になれないって事もあるんだよね。
変にゲーム慣れしちゃってるから。
見当がつくのも良し悪しなんだ。


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