ブルードラゴン_1

右は左回り、左は右回り 2007_01_10

 

どのゲーム話だか思い出せないほど前に書いたことと、また同じ事を書かなければならない。
右を押したら右回り、左を押したら左回り、というのは言葉の対応で決めただけじゃないか、生理的な対応と一致していないんじゃないか、という話である。

『風来のシレンDS』のWiFi救助を待っている間に進めるゲームとして、私は360用の『ブルードラゴン』を選んだ。
結果が形として残らないゲームとセットでプレイするには、確実にプレイタイムが結果に繋がるゲームがいい。
ところが、オープニングから私は激しく憤慨したのである。

この『ブルードラゴン』、オープニングの前にいきなり主人公を操作させるところから始まる。
全く何もわからないプレイヤーに10歳ぐらいに見える少年をとりあえず走らせるのである。
これはそういう演出で、少年が小高い丘を降りてくるところで、オープニング画面が出てくるのだ。
それはいい。

私が激怒したのは右アナログスティックでの視点の回転方向である。
障害物があって見辛かったので、視点を回してみてビックリした。
右を押すと右回りになって、左を押すと左回りになる。

私はかなり自信があるんだけど、主人公を中心に視点が回る場合、主人公の右後ろからみたいと思ったらプレイヤーは右を押すはずだ。
つまり左回りになるのである。
当然、左を押せば右回りになる。

これは頂けないと思って、コンフィグで変えようとしたが、システムが開かない。
ずっとこのままの状態で最後までプレイしろと言うのか?
私は激怒した。
FFの生みの親とか言っておきながら、この程度のことがわからないのか、と思ったらやけに腹が立ったのである。
余りにも腹が立ったので、オープニングムービーを見させられているうち、「岩の上に家を建てろ!ボケ!カス!」などと罵詈雑言をはき続けることになった。
キャラクターも全く好きになれなかった。

しかし、少しプレイを進めるとわかるのだが、コンフィグで回転方向は変えることが出来る。
一番最初は演出上、システムを開かせたくなかったようだ。
まだオープニング画面が出る前のことだから、心配りとしてはむしろ素晴らしいことだと思う。
その割に右アナログスティックの回転方向が逆になっているのは、つまり右回り左回りの対応がゲーム業界内で決まってないんだろう。
そういえば、『NINETY-NINE NIGHTS』の体験版をやったら、あっちも逆になってたな。

この程度のことは、いっかいちゃんと調査してみれば、すんなり落ち着くはずなのだが。
ゲームの経験がない人にパッドを持たせてみて、右回り左回りどちらがしっくり来るかアンケートでも採ればいい。
任天堂あたりはその辺、データ持ってそうな気はするな。
それで右が右回り、左が左回り、という結果が出れば、私も納得する。

もし仮に50:50なら、デフォルトをどっちかに業界内で決めて、その上でコンフィグで変えられるようにするべきである。
デフォルトを決められてしまえば、それはそれで仕方がないと諦めもつくだろう。
イヤな人はコンフィグで変えればいい。
それぐらい、ちゃんとやれよ。


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