人間は忘れる生き物である。 そのゲームをプレイしたかどうかを忘れることもあれば、そのゲームに飽きていたことも忘れてしまう。 いや、これは歳のせいか。 いずれにせよ、忘れてしまえばまた新鮮にプレイすることができる。 実際に『Rise of the Tomb Raider』を楽しくプレイできたのである、飽きていたはずなのに。 何となく既にプレイ済みのような気がしていたのだが、実際にはプレイしていなかったようである、『Rise of the Tomb Raider』を。 このシリーズはどれもこれも同じだから、もうやらなくていいと思ったような気もする。 あんまりよく覚えてないけど。 おんなじような展開がずっと続くから、飽きていたことは間違いないはず。 しかし、久しぶりにやると、これは意外と面白かったな。 ゲームがすごく面白いってわけじゃないよ。 この手の戦闘は大体どれもこれも似たり寄ったりだから。 謎解きは割と簡単だし、シナリオも特に面白くはない。 今回は不死の秘法を求めて敵と戦いながら謎を解いていくのだが、結論として、不死の秘法を主人公が手に入れるわけにはいかないからね。 何らかの理由で手に入らないことは容易に想像がつく。 不毛な戦いで、ただやたらめったら人が死ぬだけ。 アホみたいな話ですよ。 このゲームの肝は、やっぱり演出だね。 QTEのようにほぼ固定された危機の演出を通常の操作で切り抜けていく。 ジャンプとか壁登りとかでね。 ここが見どころ。 QTEと違って自分で操作するから、ちゃんとプレイした感覚も味わえる。 そしてそれが連続で襲ってくるんだ。 普通だったら何百回死んでるか分からないだろってぐらい。 たまにやると、こんなのも面白い。 一本やり切るころには飽きてるけどね。 5年か10年に一回ならプレイするのもイイな。 たぶんその頃にはプレイしたこと自体忘れてるよ。 <余談> PS5でPS4のゲームを遊ぶと、〇×が逆で混乱しちゃう。 キャンプからなかなか出られなくてイライラした。 私はもう×決定で慣れているので、×で統一してもらった方が助かる。 |