右回り左回り

右回り左回り '99_03_12



3Dゲームの多くには視点変更が存在する。
<L/R>ボタンに<左回り/右回り>が割り当てられていることが多い。
今プレイしている「神機世界 エヴォリューション」でもそうだ。
果たして、これは理にかなった事なのだろうか?

というのも、私の感覚と著しく異なるからだ。
Lボタンは右回り、Rボタンは左回りにすべきではないのだろうか?
直感的にRボタンを押すときは、画面の右側に回り込みたい時だ。
つまり左回りだ。
Lボタンでも同様である。

この現実と感覚の不一致は、飛行機物をプレイするときの、<ノーマル/リバース>問題とは一緒に出来ないような気がする。
だって、リバースモードでないと気持ち悪く感じるのは、単に「アフターバーナー」で慣れてしまっているからに過ぎない。
本当の飛行機ではレバーを前に倒すと下降する、という事実は、必ずしも直感に訴えかけるものではなかろうと思う。
実際、慣れればなんとでもなる。
ところが、L/Rボタンは慣れない。
どこまでいっても間違える。

このところ遊んだゲームのほとんどが、<L/R=左回り/右回り>という対応になっていた。
ディファクトスタンダード、といった感すらある。
それでも慣れない。
それは人間科学的に間違っているからではないだろうか?
<L/R=左回り/右回り>という対応は、字面で適当に決めているだけなんじゃないのか?

この感覚が一般に拡張できるものなのかわからない。
でも、せめてキーコンフィグくらいあっても良いと思う。
ゲームを創る皆さんに、是非ご一考願いたい。


<解説>
・<ノーマル/リバース>問題
勝手に命名。
名作「アフターバーナー」では、レバーを下へ入れると自キャラは上へ、レバーを上へ入れると自キャラは下へと動いた。
私はPCエンジン版とSS版しかやったことがないが、「アフターバーナー」と同じような視点のゲームになると、リバースモードでないと気持ち悪くて仕方ないのだ。
一部のゲームには、<ノーマル/リバース>を切り替えられるものもある。


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