コンタクト_2

変なポリシー 2006_05_01

 

『コンタクト』は困ったゲームだ。
プレイしているときも困ったけど、エンディングでまた困った。
また訳のわからないことを言い出したのである。
何せエンディングの更にその後のことなので、具体的に書くわけにはいかな
いが、私はまた強引に話を進めようかと思っている。
これからプレイしようと思っている人は読まない方がいいかもしれない。

このゲームのエンディング、しばらく放っておくと博士からのメッセージが出てくる。
幾分隠し要素っぽいのだが、いかにも何かありそうなので、おそらく大抵の人は気付いたんじゃないか。
しかし、そのメッセージが困りものだった。
訳がわからないのである。

そのメッセージは当然書かないけども、あれは一体どういう事なのかな?
どう考えても筋が通らない。
それ、シナリオ書いたお前が言ってるだけじゃねえか!って話なのである。
しかも、プレイヤーがそう指摘するだろうと、はじめから芽を摘んでおくことも忘れていない。
色々考えたんだけど、どこまで探しても見当がつかなかった。

無理矢理絞りだそうとすれば、「ゲームの登場人物ですら、自分の意思を持っている。お前らは自分の意思でプレイしてんのか?」と言っているのかもしれない。
まあ、皮肉だな。
また皮肉かよ!っていう話である。
グラスホッパーは絶対気持ちよくゲームを終わらせてはくれない。
お金払って、しかも、イヤイヤながらもクリアしてくれたプレイヤーに皮肉を言うってアリなのか?
変なポリシーもってるよ、ホント。
須田剛一自身はディレクションしてないそうだけど、須田剛一譲りのいやらしさである。

でも、そういうところ、私は嫌いじゃないぜ。
皮肉を言うだけなら時間も無駄にならないし、損をするのは自分たちだけだからな。
腹をくくってるのなら別に構わない。


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