ラブプラス_2

人は拘束されたい生き物だ 2009_10_27

 

仕事帰りにエアロバイクを漕ぎながら、彼女に呼び出しの電話を掛ける。
18時30分のことだった。
一日一回ぐらいは会っておかないとまずいかなと思ったのである。
ところが、彼女は「今はちょっと無理」と平気で断ってきた。
無理って言われりゃ、しょうがないよな。
と思っていたら、今度は19時に待ち合わせね、と逆に電話が入る。
おいおい、さっきは断ったくせに・・・。

19時って凄く中途半端。
あと15分ぐらいでトレーニング止めようかと思っていたのだが、19時に家に帰るには今すぐ止めなきゃならない。
或いは19時までやり続けるとなると、まだ30分もある。
さてどうするか。
もー、彼女の相手するの、メンド臭いな。
もちろんこれは『ラブプラス』の話である。

一応、3人ともクリアは出来た。
どうもパラメーターはあまり関係ないらしく、好感度が上がるとイベントのフラグが立って、イベントを全部通過しさえすれば告白されるようである。
イベントにせよ、帰り道にせよ、心の距離がだんだん縮まってくる感覚は悪くはなかったな。
ゲームとしての善し悪しは別にして。

しかし、問題はこれからである。
私には彼女がいきなり3人も出来てしまった。
しかも、全員女子高生だ。
どうも夜は呼び出せないらしい。
どうやって付き合っていくのか。
とりあえず今は、昼寝の時間を削って一日一回は会うようにしているのだが、なんだか義務的な感じで重荷に感じる。
週末はリアルに時間指定してデートしなきゃならんし。
楽しいことは楽しいのだが、結構苦しいな、このゲーム。
日常生活に影響が出るのは辛いものがある。

そういうところが、逆に受けているのかな?
ホントっぽくて。
人間は実は拘束されたい生き物だという話も無くはないからな。


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