私はやったことがないのだが、学生時代「ダービースタリオン」やってた連中は、リセットが間に合ったとか、間に合わなかったとか、よく言ってたな。 骨折すると引退必至なので、ペナルティ覚悟でリセットを掛けるらしい。 間に合わないことがあるということは、即オートセーブに行くんだろう。 セーブしに行くときにリセット掛けて、データそのものが飛んだらどうするんだろう? 一つ前のセーブデータを残しておくにしても、ペナルティを科すにはリセットを掛けたという事実を記録する必要があるだろうに。 過去に出来たってことは今でも出来るのかな。 リセットを無効にしつつ、確実にデータを守る方法があるなら、ゲームのデザイン、少なくともバランスはずいぶん変わるんじゃないか。 『カルチョビット』だって、たぶんもうちょっと遊びやすくなりそうな気がする。 相変わらず『カルチョビット』は面白い。 ただ、やはりちょっと問題はあるような気がするんだ。 というのも、このゲーム、シミュレーターだけにちょっとフォーメンションをいじっただけで結果が大きく変わってくる。 敵よりパラメーター的には大きく劣っていても、場合によっては勝ってしまうこともあるのである。 まあ、実際のサッカーでもそういうことは起こることだから、当然そうあるべきであろう。 しかし、どうやったらどうなるのかはやってみないと分からない。 やってみても、何がどうだったからこうなった、と判断するのは難しい。 少なくとも私には。 結局のところ、ダメだったらリセットしてやり直すのが手っ取り早いな。 でもそうすると、勝つまでやり直すわけだから、結論は「勝利」しかないんだよね。 それは果たしてゲームと言えるのかな? 本来はリセット禁止で、何年も何十年も繰り返しトライするのが真っ当だろうと思う。 ところが、ゲームデザインはそうなっていないような気がするんだ。 試合を早送りできない(?)ので、一年進めるにもやたら時間が掛かる。 しかも、選手寿命も成長期間も共に短めなので、チーム状態を維持しておくのが難しいのである。 初期メンバーで一番早いヤツは7年で引退しちゃった。 予算が絶妙の金額で、優秀な選手をどんどん取る訳にもいかず、安い若手を育てるにも自由に特訓できるわけではないので、ホントに思うようにはならない。 このバランス取りだと、リセットを創り手はある程度許容しているんだろう、と私は予想している。 今どきのゲーム機って携帯機でも裏でOSが動いているから、不慮のフリーズは当然あり得るだろう。 スリープとかすると、より危険性は増すよ。 中断セーブで、その都度データ消しちゃうなんてのは、ちょっと怖いからこういう設計になっているのかもしれないね。 今どきデータが消えるのとか、プレイヤーは許してくれないからな。 もうちょいテンポアップできて、選手寿命が長ければ、リセット禁止でより楽しめそうな気がするんだけどなー。 |