GD-ROMの生産がストップするという噂があるんだそうだ。 それも致し方ない。 むしろ今まで生産設備を残しておいたことの方が不思議なぐらいである。 DCにしか使えない特殊フォーマットだからね。 私自身『斑鳩』のあたりから、これが最後になるかもしれないと思いながらプレイしてきた。 この噂が本当ならば、この3月に発売された『カラス』が最後のDC作品ということになるだろう。 これはなんとしても納得のいくプレイがしたいものである。 しかし、これは難しかったな。 難しいというのは、難易度が高いのではなく、ゲームを理解することが難しかった。 まずパッと見に、拒絶反応が出る。 たぶんゲームを創っている人が照れ屋さんなんだと思うのだが、オタクが自嘲しているような印象の演出だ。 そんな世界観なら無い方がマシだな、私には。 シューティングに変なバックグラウンドなんかいらないんだよ。 その次にシステムがわかりにくい。 ショット、ソード、シールドと攻撃のパラメータが3つあって、何をすることがゲームの攻略につながるのか、ちょっとプレイしただけではわからない。 敵機の本体にはあたり判定がないとか、通常とは違う部分も多々あって、頭がこんがらがった。 ネットで検索してようやくわかったのだが、どうやらシールドを積極的に育てないと上手く行かないようだ。 シールドを張っている間は攻撃できないから勢い地味な展開になってしまう。(シールド自体に攻撃力はあるけど) 最初はシールドを使わずにクリアしてやろうとか思ったが、私程度の力では到底無理であった。 おまけにハードモードでクリアしないと、真のエンディングに到達できないらしい。 果たして自分に出来るかどうか自信がないな。 最後の最後に困ったゲームを発売してくれたものである。 ちょっと小耳に挟んだところによると、『トライジール』を創ったトライアングルサービスから、左スティックとボタン1個しか使わないシューティングがアーケードで出るらしい。 ボタン1個ってところがいいよな。 『カラス』の反動のせいか、そういうシンプルなのがやりたい気分である。 これが仮にNAOMI基盤でかつGD-ROMの生産が止まっていないなら、DCで発売されてもおかしくはない。 たった一人でゲームを創り続けるあの社長さんなら、きっとやってくれるんじゃないか。 是非やって欲しい。 この願いが叶えば、『カラス』に挫折しても、まだ意地を張るチャンスが残されていることになるのだが・・・。 <余談> 『アンダーディフィート』をやっている段階で、DCが全部ダメになった。 老後ゲーム用に取っておいた新品のDCすらもである。 半年も保たなかった。 やっぱ機械的に動作する部分のあるゲーム機は長持ちしないな。 仕方がないので、中古のDCを入手した。 こいつは今のところちゃんと動く。 が、起動時に2度ドリームキャストのロゴマークが出てくる。 いささか不安である。 DCで今後ゲームが発売されるとしても、完動するDCを手に入れることの方が難しいかもしれないな。 <後日談 2007_03_27> ちょっと待てよ。 解ったかも。 2面のボスまでにシールドのレベルが50に到達したら理解できた。 そういうことか。 これは出来るかもしれんぞ、『カラス』。 <後日談2 2007_04_09> 珍しいことに情報提供のメールを頂いた。 セガの発表によると、2007年9月28日まで本体修理が可能だそうだ。 今しばらくはDCを手に入れられそうである。 有り難いことだなあ。 |