斬撃のREGINLEIV

Wiiリモコンは休めない 2010_04_04

 

ラグビーの試合をTVで観たことがあるだろうか?
経験者の私がほとんど観ないぐらいだから観たことがなくても不思議ではないが、観たことがあるならば、プレイが止まっているときに両手を頭の後ろで組んだ状態で休憩している選手が目にとまるかもしれない。
アレは一体何をしているのか。
私も確かなことは知らない。
一説によると背筋を鍛えるためらしいのだが。
人間は疲れるとすぐに腰に手をやるが、あれは背筋を休ませるためにつっかい棒をしているんだ、くせになるから練習中は手を頭の上にあげておけ、みたいなことを先輩に言われたことはある。
しかし、だったら試合中は腰に手をやって休んだ方が良いのではないかと思うのだが・・・。

ところで、Wiiの『斬撃のREGINLEIV』をプレイした。
やってみたら、任天堂にしては思いの外ぞんざいなゲームだったな。
一部のボスキャラを除いて、もうひたすらザクザク切っていくという。
あんまり上手くなる要素がなくて、プレイヤーの成長を武器や鎧を強化することで担保しているような印象だった。

ただし、最初の印象よりは中毒性があって、何時間も連続してやってしまう。
一日5時間ペースで一週間やり続けてしまった。
画面を見て狙うのは最初の一撃だけで、後は手首の感覚でタイミングを計りながらザクザク切っていくのが意外と気持ちいい。
血が飛び散りまくりで何をやっているのかわからなくなるときもあるのだが、何となく爽快感はある。
ひょっとしたらWiiリモコンで無双をやっているような感じなのかもしれない。
あんまり質のいいプレイじゃないな、とは思いながらも連続で2時間3時間とプレイしていた。

その結果、腰を痛めた。
背中の下の方が痛いのである。
Wiiリモコンってやっぱり特殊なんだよな。
休めないんだ。

普通のコントローラーで長時間ゲームする場合、俯せになったり、脇にクッション挟んで横に寝たり、いろいろ姿勢を変えながらやるはずである。
ところが、Wiiリモコンって起きてるより他にやりようがない。
正対して肘を浮かしておかないと操作できないからな。
しかも、腰に手をやることも出来ないんだ。
両手で持ってるコントローラーって片手で休める時間帯があるはずなのだが、Wiiはセパレートだから両方とも握ったまま。
敵が完全に出てこないとわかるまで、コントローラーを手放すことは出来ないのである。
えらいしんどかったな。
Wiiはやっぱり特殊なゲーム機だよ。

シンドイにもかかわらず、やり続けたくなる『斬撃のREGINLEIV』がそれだけ面白いともいえるんだけど。
もう止めよう、もう止めようと思いつつ、次のシナリオへ進んでしまうことが何度もあった。
もう腰が限界!というときに終わってくれて助かったよ。


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