DSで先頃発売された『押忍!闘え!応援団』をプレイしていて、なんだか違和感を感じていた。 初めはこの違和感の原因が分からなかった。 しかし、そのうちハッキリとその原因に気付くことになったのである。 例によってこのゲームの説明はしないんだけど、一つだけ説明しておかければならない。 このゲームではしばしば液晶が暗転する。 タッチスクリーン側と上液晶側で演出をやりとりするために、何も映っていない時間があるのである。 そうすると、そこに自分の顔が映る。 顔といっても液晶が小さいので目の付近だけなのだが。 これがキモい。 目が常にへの字になっているのである。 これが違和感の原因であった。 そのことはつまり『押忍!闘え!応援団』がとても面白かったという事でもある。 念のために書いておくと、それは私の顔がキモい事を意味しているわけではなく、キモくないことを意味するものでもない。 この面白さはなんだろうな。 やってることは単なるリズムゲームなんだけど、そこから得られる喜びは単なるリズムゲームではない。 上画面で展開するバカバカしいストーリーを応援する、ってところがみそなんだ。 バカバカしいってのは美しいからね。 そして、応援するって事は勝手にその美しさに乗っかることなんだな。 最後の「フレーフレー○○!」のところに差しかかると、なんだか涙が出ちゃうんだよ。 バカバカしいのに感動。 何回やっても何故か涙が出ちゃう。 美しさに乗っかっちゃってるとしか思えない。 この土日はずっとこのゲームやってたな。 最初の印象としては、やり込んだりするゲームじゃなさそうだな、と思ったけど、これはちょっとやってみたい感じ。 久々に本物に出会った。 そんな感覚に見舞われた週末だったな。 <余談> マジで何回やっても「フレーフレー○○!」の部分で目が潤んじゃう。 で、ちょっと待てよ、と思った。 液晶に涙が映り込んだら話として非常にまとまりがいいな、と思ったのだが、さすが見えない。 ムリ。 |