深読みってのは大抵の場合、不信感が引き起こすモノである。 目の前にあるモノをそのまま受け入れられないからには、それなりに理由(ワケ)があるのだ。 しかし、信用故に深読みをせざるを得ない場合もあるな。 こういう事はちょっと珍しい。 私は『押忍!闘え!応援団』を止めたくなかった。 ところが、このゲームには目標がない。 一応、各ステージ・各難易度の総合点でランクが付くのだが、かなり早い段階で最高位になってしまい、その後の目標を立てるのが難しかったのだ。 仕方がないので、何か目標はないかとネット上を探してみることになる。 すると、8500万点を目指している人が多いようだった。 どうやら理論限界に近く、かつキリのいい数字ということらしい。 私もそれを目指してやってきた。 で、あと7000点で目標に到達するところまで来たのである。 目標まであと少し。 そのことは別にどうでもいい。 私は8500万点を目指す過程であることを考えていた。 ハイスコアのおいてある位置がおかしいのである。 最初の画面まで戻らないとハイスコアを確認できない。 また何ミスあったのか、などの詳細も表示されない。 理論限界まで余裕のあるステージにチャレンジした方がスコアの伸びは大きいわけで、どのステージに挑むか検討しようと思ったときに酷く面倒なのだ。 これはプレイし始めてすぐに気がつくことだが、スコアアタックをし始めれば尚更強く不満を感じる。 普通だったら当然、「こんなもん誰でも気付くだろ!アホかいな」と思うところなのだが、相手は任天堂なのである。 気付かないなんてあり得ないだろう。 外部開発でもチェックは入れるはず。 となれば、ワザとあの位置にしたんじゃないのか、なんて深読みしたくなるのである。 点数を気にしたプレイはしてくれるな、ということなのかな。 そういえば、『nintendogs』の飼い主ポイントも位置がおかしい。 「おでかけ」の仲間に入れてあるのは腑に落ちないのだ。 あれは新犬種の入荷条件になっているから、頻繁に見たくなるはずである。 犬の状態の隣にでもあった方が自然なんじゃないか。 しかし、相手は任天堂でしかも宮本さんが担当してるってんだから、気付かないとは思えないじゃない。 やっぱり意図的に見づらくしてるのかな、と思うのである。 犬飼うのに飼い主ポイント気にしてちゃダメだよ、っていうメッセージなんじゃないか。 普通だったら、こんな風には考えないのだが、相手が相手だけに深読みせざるを得ない。 これも信用がなせるワザではある。 |