押忍!闘え!応援団_9

深読み 2005_11_07

 

深読みってのは大抵の場合、不信感が引き起こすモノである。
目の前にあるモノをそのまま受け入れられないからには、それなりに理由(ワケ)があるのだ。
しかし、信用故に深読みをせざるを得ない場合もあるな。
こういう事はちょっと珍しい。


私は『押忍!闘え!応援団』を止めたくなかった。
ところが、このゲームには目標がない。
一応、各ステージ・各難易度の総合点でランクが付くのだが、かなり早い段階で最高位になってしまい、その後の目標を立てるのが難しかったのだ。
仕方がないので、何か目標はないかとネット上を探してみることになる。

すると、8500万点を目指している人が多いようだった。
どうやら理論限界に近く、かつキリのいい数字ということらしい。
私もそれを目指してやってきた。
で、あと7000点で目標に到達するところまで来たのである。
目標まであと少し。
そのことは別にどうでもいい。

私は8500万点を目指す過程であることを考えていた。
ハイスコアのおいてある位置がおかしいのである。
最初の画面まで戻らないとハイスコアを確認できない。
また何ミスあったのか、などの詳細も表示されない。
理論限界まで余裕のあるステージにチャレンジした方がスコアの伸びは大きいわけで、どのステージに挑むか検討しようと思ったときに酷く面倒なのだ。
これはプレイし始めてすぐに気がつくことだが、スコアアタックをし始めれば尚更強く不満を感じる。

普通だったら当然、「こんなもん誰でも気付くだろ!アホかいな」と思うところなのだが、相手は任天堂なのである。
気付かないなんてあり得ないだろう。
外部開発でもチェックは入れるはず。
となれば、ワザとあの位置にしたんじゃないのか、なんて深読みしたくなるのである。
点数を気にしたプレイはしてくれるな、ということなのかな。

そういえば、『nintendogs』の飼い主ポイントも位置がおかしい。
「おでかけ」の仲間に入れてあるのは腑に落ちないのだ。
あれは新犬種の入荷条件になっているから、頻繁に見たくなるはずである。
犬の状態の隣にでもあった方が自然なんじゃないか。

しかし、相手は任天堂でしかも宮本さんが担当してるってんだから、気付かないとは思えないじゃない。
やっぱり意図的に見づらくしてるのかな、と思うのである。
犬飼うのに飼い主ポイント気にしてちゃダメだよ、っていうメッセージなんじゃないか。

普通だったら、こんな風には考えないのだが、相手が相手だけに深読みせざるを得ない。
これも信用がなせるワザではある。



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