レイマン レジェンド

キャラデザのせいにしておきたい 2014_02_11

 

「レイマン」シリーズには全く馴染みがない。
欧州では人気があるんだそうだが、特に面白いという話を聞いた覚えもない。
今まで遊びたいと思ったことがなかった。
しかし、いよいよ『レイマン レジェンド』でも遊ぶより他にないところまで来てしまったのである。
ホントに何にも見当たらなかったのだ。
もっとも、やってみたら、これはちょっと凄いゲームだったな。


『レイマン レジェンド』は割とオーソドックスな2Dアクションゲームである。
マリオとそう変わらないが、ジャンプの軌道を変えないで攻撃出来るところに最初は戸惑いを覚えた。
まあ、それは慣れてしまえばどうということはない。
画面に対してキャラがやや大きいので、マージンもやや大きく取ってある感じで、ステージデザインでいえば、マリオ系よりやや大雑把かもしれない。
しかし、こっちの方がずっと難しい。
ダッシュを強制するようなステージが多くて、完全に覚えてきっちりプレイする事を要求するゲームなのである。
それも後半じゃなくて、もう中盤あたりから意識的に壁にぶつけてきている感触があった。
繰り返し繰り返し練習して、きっちりプレイするって楽しいんだよね。
今どきの日本のメーカーでは勇気がなくて、ちょっと出来ないだろうな。
任天堂ですら、エンドロールまでは必ずクリア出来るように作ってあるご時世だからね。

本編のボス戦は割と簡単なんだけど、その後がまた凄かった。
各ボス戦の後に、たぶんご褒美という位置づけだと思うのだが、BGMとシンクロさせたデザインのステージが用意されている。
ダッシュボタン押しっぱでジャンプしたり攻撃するところが、曲の節(?音楽の話はよくわからない)と一致するように創られていて、演奏しているみたいに感じるステージだ。
これが気持ちよかった。
エンドロール後のオマケステージは完全に覚えゲーだけどね。
この手法でフルプライスの音ゲーが一本創れそうな気がするぐらいだった。

このゲームは面白かったな。
今までやったWiiUのタイトルでは一番といっても過言ではない。
タイトルの「レジェンド」が指すように過去作品のリメイクも収録されているのだが、そっちも全クリしてしまった。
最初はやる気なかったのに。
「レジェンド」の方はボス戦だけヤケに難しかった。
昔のゲームはボス戦が難しかったなって思い出させてくれたよ。
今どきのボスは倒せるように作ってあるってことがよくわかる。

こういうゲームが欧州では売れてるってんだから、なかなか大したもんだよ。
胸を張っていいんじゃないの、欧州の連中は。
片や日本では計測不能な売れ行きだったらしくて、ホントに恥ずかしい思いでいっぱいだ。
マリオなら売れるけど、レイマンじゃ売れないんだなあ。
まあ、キャラデザが日本向きじゃないから仕方ない部分もあることはある。
レイマンはギリ許容出来るとしても、その仲間達?はどう見てもいいもんには見えないからな。
見た目が悪いから売れないんだ、ということにしておきたい気分である。


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