弾いて歌えるDSギター"M-06"

生のままのゲーム 2006_12_25

 

『弾いて歌えるDSギター"M-06"』を買ってみた。
『リズム天国』のドラムを練習してる時、どう考えても楽器を弾くことはゲーム以外の何ものでもないと感じていたからである。
ただドラムは無理だと思った。
右手と左手で別のリズムを刻むことが私には出来ないのだ。
なんか私にでも出来るものはないかなーと思っているとき、たまたまこのゲームの事を知った。
ドラムはGBmでやってもあんまり簡単にならないけど、ギターをNDSに移植すればあるいは・・と思ったのである。

しかし、これは甘かったな。
そう簡単にできるもんじゃなかった、ギターは。
どうして良いのか、全然わからない。

ギターの「コード」なるものがそもそも私にはわからないのだが、それはまあいい。
譜面を見て、十字キーでコードを選択することはできるだろう。
私はここがゲームだと思っていたのだが、実は違っていた。
弦を弾くタイミングの方がわからないのだ。

ジャーンジャンジャンって弾くのぐらいは出来るだろうと予想していたのだが、これが出来ない。
通常の楽器ゲーならば、弾くタイミングを同期させるゲームを創りそうなものだけど、この『弾いて歌えるDSギター"M-06"』はゲームの体裁を取ってないからね。
自由に弾いて、といわれても困ってしまう。
弦を弾くタイミングってのは何で決まるんだろうか?

こういうソフトをやってみると、我々が普段やっているゲームが如何にお膳立てされたものがよくわかる。
小さい負荷を乗り越えることで大きな喜びが得られるようにデザインされているのだ。
楽器という生のままのゲームでは、なかなかそれを乗り越えようという気にならない。
モチベーションの持って行き方が難しいな。

好きな曲ならあるいは弾けるかもしれない。
左手で弦を押さえる方の負荷は小さくなっているんだから。
しかし、まだ問題は残っている。
自分の好きな曲の譜面をどこで手に入れたらいいのか?
なかなか一筋縄ではいかないな。



<念のため>
「生のまま」は「きのまま」と読んでね。


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