私は「ポケモン」というものをよく知らなかった。 過去に『ピカチュウげんきでちゅう』と『ポケモンスナップ』はプレイしたことがあるが、その世界観は今ひとつわかっていなかったのである。 アニメも見たことないし。 ただ、ピカチュウが可愛いということはよく知っていた。 等身大ピカチュウのぬいぐるみは可愛かったな。 姪にあげるためにトイザらスで買ってきたのだが、余りのかわいさに手放すのが惜しかったほどだ。(初代の等身大ピカチュウは可愛かった。今のは可愛くない) おまけに、後ろ髪を引かれる思いでピカチュウをプレゼントしたのに、「トゲピーのほうがすき!」とか言われたときはひどくガッカリしたものである。 今回、『ポケットモンスター リーフグリーン』をはじめてプレイして、なるほどポケモンというのはホントに可愛いものだな、と改めて感じた。 別段どうって事無いドット絵なのに、なんと愛らしいことか。 コレクションしたり、レベルアップさせたりするところが、尚更愛着を増幅させるのかもしれない。 しかしまあ、なんだ・・、あの進化というヤツはひどくイヤなものだ。 なんであんなに可愛くなくなるんだろう。 どいつもこいつも進化すると、絵が凶暴になるのだ。 進化させたくないよな、あれは。 ピカチュウをライチュウにするべきか否か、随分迷った。 だって、ライチュウ可愛くないんだもん。 進化させた方がパラメーターの上昇率が高くなるんで、ゲームをクリアするという意味では進化させた方がいいのだが。 その辺が「ポケモン」の上手いところなのかもしれない。 進化させた方が有利なのに、敢えて進化させない、ということになると、これは愛だからな。 進化させると可愛くないってのは、より思い入れを深める方向にゲームをシフトさせるんだろう。 あれは、ポケモンに填めるためのワナなんだ、きっと。 実のところ、もうクリアするだけならクリアできる状態まで来ている。 でもなんだか終わりたくないような気もしていて、「ポケモン」というものが如何に強い力を持っているのかを知ったような気がする。 子供達はアニメまで見てるんだから、そりゃ填るわな。 ん?填ってるのは子供だけじゃないか。 <余談> 以前、ピチューというキャラを見たときに、もの凄く腹が立った。 なんだこのピカチュウもどきのキャラは!?と思って。 なんという志の低いデザインだ!けしからん!と腹を立てていたのだが、あれはピカチュウの幼体(進化前)なんだそうだ。 知らなんだ。 というか、ポケモンが進化するものだということすら知らなんだ。 そりゃ似ててもおかしくないわな。 |