テレビが薄型になって設置面積が減ったか、というと、実は減っていない。 というのも、テレビ台がブラウン管時代のままだからである。 薄型になってもあんまり意味はなかった。 しかし一方で、テレビ台の上にスペースが空いた。 テレビをテレビ台の奥に寄せてやると、手前に20センチ幅のスペースが出来たのである。 このスペースは生活する上で非常に重要だな。 私はテレビの前にノートPCを置いているから、テレビの近くにいることが多い。 そうすると、この20センチがいい物置になるのだ。 テレビ・レコーダー・照明・扇風機などのリモコン類、あるいは携帯ゲーム機、ゲームカートリッジ、MP3プレイヤー、各種充電アダプタ、と置きたいものがいっぱいあるんだよ。 この僅かなスペースはいつも物で溢れて、今にも崩れ落ちんばかりであった。 ところで、ようやくPS3にもWiiリモコンもどきが発売された。 私の所にも随分前に発注しておいた『スターターパック』がようやく届いたのである。 すっかり忘れていた。 いざカメラを設置しようとして、置き場がない事に気づく。 テレビの上にはWiiのセンサーバーが貼り付けてある。 置くならテレビ台の上しかない。 仕方ないから、リモコンとかどけるしかないよな。 しかも真ん中に置くから、スペースが2つに分断されて置く物の自由度が大幅に制限される。 テレビ台の上に物を置いてる人、結構多いでしょ。 これはかなりマイナスイメージなのではないか。 プレイしてみても、そんなにいい印象はないな。 キャリブレーションが上手くいかないときがあって、結構苦労した。 ポインティングもWiiと違って、カメラに写っている場所がそのままポイントする位置になるらしく、感覚の違いに戸惑うな。 付属のお絵かきソフトや各種体験版をやっても、それほどの驚きはないし。 4年も経ってからWiiがやってきたことをそのまま繰り返すつもりか?って感じだな。 奥行き情報が読み取れる分、精密なプレイを提供出来るはずなんだが・・・。 特に目新しさはない。 卓球なんかはそこそこ出来ているようにも思えるけど、『リゾート』より面白いかといわれると微妙だな。 3次元で判定されている分より複雑になって、行為と結果の因果関係がわかりにくくなっているような気もする。 まあ、それは単純にゲーム開発力の違いであって、デバイスのせいじゃないかもしれない。 果たしてPS3のカメラが貴重なテレビ台の上を占めるに十分な価値を持っているのか、今のところ疑問だな。 Wiiのセンサーバーがなければ、上に置けばいいだけの話なのだが。 もう占領されちゃってるんだよ。 両面テープでくっついてるんだもん。 WiiとPlayStationMoveの共存は難しいんじゃないか。 Wiiを駆逐するというぐらいの意気込みでやらないと、テレビの上は獲れないぜ。 <追加> そういえば、Kinectはもっとデカイよな。 あれはどうするんだ? <後日談 2010_10_27> 体験版の中で一番興味を惹かれたのは『街スベリ』だった。 でもそれは、ゲームが面白いからじゃなくて、声がジャッキー・チェンと同じだったから。 カンフーっぽいから狙ってキャスティングしたんだろうな。 しかしこのゲーム、なぜ通常コントローラーで出さなかったのか、ちょっと疑問だ。 同一性の観点からすると、コントローラーを両手持ちして、体の前で漕ぐような動作をした方が面白いんじゃないか。 だって、椅子の背もたれを両手で掴んで足で地面をける時って体を前後に揺らすから、手と体の位置関係は相対的に動くでしょ。 3年前にPS3向けとしてごく普通に発売されているべきだったかもしれない。 <後日談 2010_12_15> 『街スベリ』の製品版もやってみたが、体験版と変わらなかった。 正にそのままの体験。 わざわざ製品版やる必要はないかもしれん。 |