Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE

話のタネにもならない、と思いきや 2023_04_24

 

『ポートピア連続殺人事件』がAI搭載で復活する、という記事を読んだのは二日ほど前のことだった。
なんでも自然な日本語を理解してくれるという。
これは画期的だと思った。
だって、コマンド入力方式の問題点は、創り手と遊び手の思い浮かべるコマンドや単語が一致しないことだったから。
AIがアバウトに判定してくれたら、コマンド選択式なんかよりずっと面白くなるはず。
STEAMで公開される24日を私は楽しみに待った。

ところが、いざダウンロードしようと思ったら、すでに酷評の嵐。
タダで遊ばしてもらえるのに、そんなに酷評せんでも…と思うぐらいの酷評。
公開直前になってAIの機能が一部削除されたらしくて、ほとんどまともな受け答えができないようだ。
どうやら、AIが意図しない不謹慎な発言をするのを恐れてのことらしい。

やってみたら、確かにひどい。
ほとんどまともに日本語を受け付けてくれない。
認識するのは決まった単語だけ。
昔のコマンド入力式と大差ないレベルだよ。
最初の感想は、スクエニのAI部門はリストラされるだろうな、というものだった。
せめて開始直後にヤスを逮捕させてくれと思って、「ヤスを逮捕」とか「服を脱げ」と打ち込んでみたが、これも受け付けてもらえず。(昔のパソコン版は開始直後に逮捕出来た)
これじゃあ、話のタネにもなりゃしない。

と思ったが、意外とプレイ出来てしまった。
コマンド入力式でアドベンチャーゲームをやるのが久しぶりだったもんだから、キーボードを打ちながらプレイするのが何となく楽しかった。
ちょっと詰まったけど、1時間半ぐらいでクリアできたな。
京都の市外局番が075であることを覚えていた自分にちょっと感心してしまった。

まあ、タダなら文句言う筋合いもないだろ。
プレイタイムは短いし。
もう少しまともなAIが搭載されたら、またやってみることにする。


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