スプラトゥーン2_06

あれも技術、これも技術 2017_10_29

 

『スプラトゥーン』がタブコンを活かした数少ないWiiU用ゲームの一つであったことは間違いない。
「活かした」の中身が「より便利になる」という意味であれば、唯一の作品であったかもしれないな。
不便を強いることをゲームにしたものは他にもあったが。(それがゲームの本質であるとも言えるけど)
『1』を遊んでいるときは、タブコンがなくなったらイヤだなー、と思ったものである。
だって、タブコンをチラチラ見るのも技術のうちだからね。
それも3200時間かけて磨いてきた技術なんだ。

しかし、『2』になったら意外とすぐに慣れた。
発売前に試射会を2回やったせいもあったんだろうけど。
死んだらすぐにXボタンを押してマップに切り替えれば、アナログスティックとジャイロを両方使ってポインティングすることはそんなに難しくない。
むしろ背景がピンぼけでも見えているから、マップが頭に入れば、リスタートしてからもしばらくはマップを見ていられる。
これはこれで別にイイじゃないか、と思うようになった。

ところが、ちょっとした問題が浮上した。
『2』では「カモン」がやられた直後だけ「やられた!」に変化するのだ。
最初は何の意味があるのか、よく分からなかった。
だから、全く使っていなかったのである。
しかしよく考えると、これは使った方がイイ。
特に敵に裏を取られてやられたときが重要。
味方に死んだことを知らせないと全滅しかねないから。
今の私はもはやメッセージ機能を使うことに躊躇いはない。
開幕直後の挨拶は無視するが、プレイ中は「カモン」だって使うよ。
となれば、「やられた!」だって使うべきである。
ここで問題になるのが、マップを開いてしまうとメッセージ機能を使えないこと。
死んだらXボタンを押すクセがついてしまったので、「やられた!」が出せずにおろおろしてしまう。

このクセを直すのが結構大変だった。
どうやっても死ぬと反射的にXを押しちゃうの。
マップを解除してから上だっけ?下だっけ?とか考えていると遅くなっちゃう。
すぐに教えないと意味ないのに。
これを直すのはホントに苦労した。
400時間ぐらいかけて染みついたクセを100時間かけて直すハメになったのである。

こんなに苦労したんだから、味方の皆さんには是非この情報を活用していただきたい。
もっとも、意外とみんな見てないんだよな。
目の前の敵のことで頭がいっぱいになってて。
文字だけでは正確な位置が分からないせいもあるんだろうけど。
私もあんまり見てないから仕方ないか。
だって戦闘中に、「やられた!」を見てから一瞬だけマップに切り替える余裕なんてないからな。
まあ、「やられた!」を発するのも活かすのもまた技術なんだよ。
これも磨いていくしかない。


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