いや、ここまでのモノはなかなか無いよ、『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』。 超眠かった。 まあまあポケモン好きだと自負していたけど、私程度では相当きついな。 これはポケモンへの愛が試されるゲーム。 どんなゲームなのかは大体分かってたんだ、前作もやったことがあるわけだし、映画も観てるから。 ある程度覚悟はしていたよ。 それでも、今どきこのテンポはシンドイ。 一章あたり10分あれば説明できることを2〜3時間かけてやる感じ。 分かり切ったことをステップを踏んでちょっとずつ進めていく。 カットシーンの大半は早送りできるのだが、全然速くない。 早送りでも眠いレベル。 横になると寝ちゃうから、ずっと立ってやってた。 しかし、このゲームが悪いわけではない。 このゲームのターゲットはポケモンが活躍しているところを見たい人達なのである。 奇抜なストーリーや謎解きを期待する人たちではないのだ。 それを端的に示しているのが、ご褒美がないこと。 普通、サイドイベントをクリアしたらご褒美があるでしょ、ゲーム内のポイントがもらえるとか。 ところがこのゲームにはそれがない。 翌日の新聞の記事が一文増えるだけ。 でも、それで構わないんだ。 なぜなら、ポケモンが活躍すること自体がご褒美だから。 それ以上のご褒美はいらないと創り手は考えているのである。 つまるところ、狙ってるターゲット層が相当狭いのだろう。 私ぐらいのポケモン好きでは、辛うじてクリアまで我慢できる程度。 楽しむところまではたどり着けなかったな。 ポケモンカードだけ抜きとって、ゲームを未開封で売る人が多いのは、ポケモンカードを欲する人が必ずしもポケモンを愛しているわけではないことを示しているのかもしれないね。 |