『The Plucky Squire 〜ジョットと不思議なカラクリ絵本〜』には驚かされた。 PS+Exに追加された新しいゲームだからプレイしただけだったのだが。 これは絵本が舞台になっているゲーム。 絵本の世界で絵本の登場人物が活躍する。 序盤は絵本の中でゲームが進んでいくのだが、この時点ですでに私は凄いと思っていた。 というのも、表現がバラエティに富んでいたから。 キャラを大写しで描いたり、小さく描いたり、シルエットで描いたり、戦闘画面をトップビューにしたり、サイドビューにしたり、平面の時点で表現の自由さに驚かされた。 絵本のキャラだけあって、大きく描くと魅力が増すように感じられる部分もあったのかな。 絵本であることを活かした文字を入れ替える謎解きなんかもあって、これはいいゲームを見つけた!と思ったものである。 しかし、このゲームはそこからさらに絵本外に飛び出す。 本から飛び出して、絵本と現実を行ったり来たり出来るようになるのだ。 絵本の形状、というか形態を利用した謎解きもあったりして、さらに驚かされたな。 ページをめくったり、本を閉じたり傾けたり。 平面の時点で素晴らしいと思ってたから、なお一層素晴らしいと思ったね。 アクションゲームとして特によく出来ている、というわけではないんだけど。 アクションは比較的簡単。 ボス戦はミニゲームになっている事が多く、あんまりアクションに拘りはなさそう。 どちらかというと、謎解きとお話メインなのかな。 これはもうそれで十分なゲームだった。 プレイした印象としては、「ペーパーマリオ」なんかよりはずっと上。 これほどのゲームを聞いたことないメーカーが創ってるんだよ。 ホームページに他の作品がないところを見ると、大手メーカーからスピンアウトしたばかりなのかな。 所帯の小さいインディーズにこんな凄いゲームが創れるとはとても思えないのだが。 たまにこういうゲームに出会えるから、サブスクも悪くない。 |