楽器を弾くことは間違いなくゲームである。 それも相当きつい部類のゲームらしいということは、『弾いて歌えるDSギター M-06』を体験してよくわかった。 一方で、『押忍!闘え!応援団』にも楽器のような効果がある事は経験済みである。 鳴る音が決まっていて、タイミングだけを決める楽器。 ヴァイオリン型おもちゃの『evio』みたいなものなんじゃないか。 そう考えれば、楽器を弾きながら歌を歌ったら楽しい、という一般論は「押忍!闘え!応援団」シリーズにも適用できそうである。 『燃えろ!熱血リズム魂 押忍! 闘え! 応援団2』はプレイする目標を立てるのが難しかった。 というのも、すべての難易度でオールSを取った段階でちょうど1億2千万点を超えてしまい、キリの良い目標得点を見いだせなかったからである。 1億3千万点は理論上無理なんじゃないか。 そこで、さあ、どうする?と自問してみると、やはり300点満点パーフェクトクリアを目指すより他にないような気がした。 しかし、これは気乗りしなかったな。 『2』は一見難しめに見えて、タイミング自体は素直な曲が多いので、やれば出来る曲はあると思う。 実際、既に1ミス・2ミスに到達している曲もある。(ミスってのは100点のこと) でも、パーフェクト狙いは苦しいからね。 ミスりやすい場所を割り出して対策を立てることで、いくらか確率は上がるけど、ある程度までいくと後は結局試行回数がものを言う。 100回に1回できるか、1000回に1回できるか、という次元の話である。 頭でどんななに気を配っても、手の方がミスるのを如何ともすることが出来ない。 運良く早い段階でクリア出来ることもあるだろうし、なかなか出来ないこともあるだろう。 これはイヤというほど経験してきた。 またあれを繰り返すのか、と考えるとちょっと苦しい感じがした。 まだプレイし始めて2週間も経ってないじゃないか。 今の段階でああいうプレイに走るのは違うな。 じゃあ、どうするのか?と考えたときに思いついたのは歌うことだった。 タッチしながら歌えば楽しいでのはないか。 自分のプレイを楽器を弾くことに見立ててみれば、これは比較的簡単に導き出せる答えであった。 ただし、これは非常に難しい。 やっぱり頭に2種類のことをやらせると、どうしても片方の精度が落ちる。 歌の出だしにつられて溜めるところでフライングしたり、連打が乱れることは多々あるな。 気がつくと、全然歌ってなくて、中間デモだけ歌ってたりすることもあった。 楽器の弾き語りが出来る人たちはどういう脳みその割り振りをしているのか、ちょっと興味のあるところではある。 でも、やってみれば楽しいことは間違いない。 「サムライブルー」なんかは結構気持ちいい。 歌とタッチが対応しているように感じられて、タイミングがずれにくい(ような気がする)。 自分なりに楽しいと感じられる曲を探してみるとイイかもしれないな。 |