Plague Inc. FireOS版

どっちかと言えば、人類を救いたい 2020_01_26

 

私はコマツの株をずっと保有している。
そう遠くない未来において、日本が過度な円安に苦しむようになったとき、救世主的存在になるだろうと思っているからだ。
建機・重機は車なんかよりも圧倒的にコモディティ化しづらい。
コマツは自分の資産ポートフォリオに絶対に入れておきたい銘柄だと私は思っている。

しかし、困ったこともある。
中国で何か起こると、すぐにたたき売られてしまうのだ。
市場でコマツは中国銘柄と認識されており、中国で何かあると機械的に売られてしまうのである。
かつて中国比率が高かったことは事実だが、今では1割を切っており、業績にそれほど大きな影響はないのにもかかわらず、だ。
このところの新型肺炎でもコマツは真っ先に売られてしまって、私は大変憂鬱な思いをしているのである。

そのせいもあって新型肺炎の情報を検索していたところ、あるゲームが引っ掛かった。
『Plague Inc.』がそれだ。
ウイルスを世界に蔓延させて、人類を絶滅させるゲームだという。
かなり以前にリリースされており、それなりに有名なゲームらしいのだが、私は知らなかった。
疫学的なシミュレーターとして評価する向きもあるようだ。
おそらくタイムリーな内容だから、検索順位が上がってきたのだろう。
値段を調べたらアマゾンが一番安くて、なんと85円!
これは安い。
私は即買いした。

もっともこれは英語版だった。
どうりで安いと思った。
疫学用語を除けば平易な英語が使われているので、なんとなくプレイできないこともない。
分からないところはアイコンを見れば、だいたい分かるし。

やってみたら、ちょっと目新しいゲームではあると思ったよ、自分が人類を絶滅させるという意味においては。
人類が薬を開発する前に、ウイルスを進化させて人類を絶滅させるゲームなんて、普通やらないでしょ。
どんどん各国政府が倒れていくのを見て、安っぽい言い方をすればカタストロフィを感じることは出来る。
まあ、知っておいて悪くはないゲームだろう。

最初は難易度が低いせいもあって、初見で簡単にクリア出来た。
2回目もクリア出来たから、おそらく人類側があんまり抵抗しないように設計されているのだろう。
難易度を上げると、国境を封鎖したり、感染源の動物を駆除したり、人類側が時間稼ぎをしているうちに薬が先に完成することもあるんじゃないか。
そうなると、こっちもウイルスを強化する必要が出てきて、DLCを追加購入する事になるのだろうと想像する。

でも、私がこれ以上やるかといったら、やらないよ。
だって人類を絶滅させることに価値を感じないもの。
どっちかと言ったら逆だよな。
人類を救う方ならお金を出してもいいけどね。
こういうゲームが存在する、ということを知っておくことに幾ばくかの意味があるだろうという程度の認識である、私は。


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