オクトパストラベラー II、GamePass版_2

ドット絵で良かった 2024_07_17



やっと終わった、『オクトパストラベラーU』。
ラスボス強過ぎで挫けそうになったわ。
クリア率1.11%とか難しすぎだろ。
クリアできたのは傭兵のおかげ。
まさか傭兵があんなに強いとは思わなかった。
お金を貯めておいた甲斐があったというものである。

それはさておき。
ようやく終わったので、書きたかった話が書ける。
これから、ドット絵で良かった、という話を書くつもりである。
重大なネタバレを含むので、これからプレイするつもりのある方は読み進めないでください。


このゲームでは、8人の主人公がそれぞれ別々のストーリーを持っている。
他人のストーリーには関与せず、戦闘だけ手伝う、という体裁。
しかし、あまりにもギャップがありすぎる、それぞれの立ち位置に。
簡単に人を殺すキャラもいれば、絶対殺さないキャラもいるわけである。
普通に考えたら、ちょっとおかしいだろって思うはず。
でも、そこがドット絵のイイところで、目に見える形では描かれていないこともあり、こちらが気にしなければなんとかなってしまう。

更に、最後には重大な事実に直面する。
今まで味方だと思っていたキャラが実は敵だったと分かるのだ、最後の最後で。
それも複数。
実は暗黒に魅せられていた、ということで。
私もちょっとだけ思ったよ。
暗黒剣みたいな武器の処分が描かれていないのはおかしい、と。
それにしたって、そこまで盛大に騙していいのか?となるところなのである、普通は。

もしこれが表情まで分かるムービーだったら、おそらく許されない。
創り手は、カメラをフェイドアウトさせる直前に微妙な表情を浮かべるキャラを描かざるを得ないだろう。
表情を見せるからには、そこに責任が生ずるからね。
それがドット絵になると、そうでもないんだな。
だって、表現する手段がないから。
最後に、メモとか手紙という形で言い訳を残すだけで許されるのである。

これはドット絵だから許される物語。
というか、ドット絵だから物語がこう創られたのかな。
私はこれで全然問題ないと思うよ。
微に入り細に入り表現すればするほどアラが目立つんだから、意外なストーリーであればあるほど表現しない方がイイ、という見解は大いにあり得る。


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