『大人のDSゴルフ』を買った直接の原因は、フェニックストーナメント大会が開かれることにあった、実のところ。 だって参加したいじゃん。 アマゾンから発送遅れのメールが来たのでいったんはキャンセルしたものを、大会が開かれることを知って再度注文した。 結局手に入れるのが一週間遅れてしまって、何のためにキャンセルしたのかわからない有様であった。 しかし、それでも私の気持ちは高揚していた。 フェニックスオープンを見ていたら、タイガーと横尾の息詰まる熱戦に気持ちが高まってきたのである。 子供の頃、「プロゴルファー猿」を読んでいたときの熱い気持ちが蘇ってきたよ。 私は出遅れを取り戻すべく、このところ『大人のDSゴルフ』に取り組んできた。 ところで、今度の大会では途中経過が発表されない。 だから、周りを見ながらハイスコアを狙っていくわけにはいかないのである。 自分なりの目標を決めなければならない。 ただゴルフゲームの目標ってのは大体相場が決まっている。 ロングホールはイーグル、その他はバーディーで1ラウンド-22ぐらいが凡その目安になるはずだ。 あとはチップインがどれぐらい出やすいかというゲームの設計の問題になるわけだが、『大人のDSゴルフ』は精度が出ないのでチップインは期待しなくていいだろう。 だから-22が一つの目安になる。 ところが、ここで一つの問題が持ち上がるのである。 このゲームでは「中断」が使える。 「中断」を使うと、何度でもやり直せるので、その気になればセカンドがチップインするまでやり直したってイイ。 そうすると、理論値はイッキに-40までいってしまう。 逆に言うと、このゲームではワンオンできるミドルが一つあるから、-23を越えるようなスコアだと「中断」を使っただろう、と推認されるということである。 これはきついな。 「中断」使ってまでも勝ちたいのかよ、って思われるのもシャクに障る。 ゲーマーにだって名こそ惜しけれの精神はあるからね。 後ろ指さされるようなマネは出来ない。 かといって、「中断」使わないスコアではたかがしれているし。 この辺の気持ちの持ち方が難しくて、いま困っている。 どこまで貧欲にプレイしていくのか。 「中断」を使うことは当然に容認されています、と発表してくれればやるけど、プレイヤーのモラルに任せます、といわれると使えないんだよな。 今現在は9ホール終わった段階で-9を下回ったらやり直し、という感じでやってるんだけど、いつも「中断」への禁断の欲求を感じている。 だって、9ホールやるのも、15分ぐらいかかるからな。 オマケに、9ホールで止めるのと、1ホールごとにリプレイするのと道義的に何か違いがあるのか?という問いかけもあるし。 「中断」へのスタンスをハッキリさせてくれれば、私も本気で燃えられるのにな、と少し残念な思いである。 <後日談 2005_12_05> 締め切りまで18時間を残した段階で断念した。 1日目 -21、2日目 -19でギブアップ。 これはどうやっても-23出ないわ。 中断を使えば-23までは、あっという間に出来るはずなのに・・・、と思うと最後の踏ん張りがきかなかった。 <後日談2 2005_12_21> やっと結果発表があった。 えらい遅かったな。 結果は18位らしい。 というも、10位以下は名前がない。 「HIV」は載せられません、とか言われたらどうしようかと思っていたのだが、ガッカリだ。 しかしそれにしても、参加者の少ないこと。 50位で-21ってことは、おそらく100-200人ぐらいしか参加してないだろう。 やはり売れなかったって事かな。 優勝スコアの-47は意地を張ってプレイした人がいなかった事を表している。 私も1回だけホールインワンを出したことがあったので、-47は出そうと思えば出せた数字だ。 チップインが2回出るまでやった人はいなかった、というあたりが、誰も燃えてはいなかったこの大会を象徴しているだろう。 |