64に特化すればいいのに 2000_04_10
64に特化すればいいのに 2000_04_10
もっと激しくゲームしたい。
「サカつく」やってた時みたいに、明日仕事があるんだけど寝たくない。
寝る時間が惜しい。
そんな風にゲームに取り組んでみたい。
そう思えば思うほど、今の自分のゲームぶりがむなしく思える。
私は燃えてはいない。
確かに上質のゲーム達に囲まれてはいる。
プレイタイムもそこそこ絞り出してはいる。
だが、何かが足りない。
それを埋めたいんだ!という気持ちが私を「実況パワフルプロ野球ドリー
ムキャストエディション」に駆り立てた。(以下「パワプロDE」)
64版の発売を3週間後に控えた今、敢えて我慢してた「パワプロDE」
を購入したのはそういうわけだ。
しかし、このゲームをプレイして私が得たものは、私が期待していたもの
とは全く違うものだった。
全然打てない。
何かがおかしい。
これはいったいなんだろう?って思った。
お世辞にも良い出来とは言えないDCコントローラーでのプレイは、予想
以上に辛いものだったのだ。
思うように動かせない。
はじめは慣れていないからだと思ったが、どうやらそうではない。
アナログ方向キーの中心に遊びがあるのだ。(それを計算に入れることが
慣れなのかもしれないが)
これで打てる人がいるのだろうか?
64版はどうだったろう?と思って久々にプレイしてみて、改めて64の
コントローラーの素晴らしさを確認した。
それは思いのままの世界だったのだ。
このグリップポジションを考えた人はなんと偉大なのだろう。
ソニーもセガもファミコンの呪縛から離れられないでいるのに、当の本人
からこういうものが出てきてしまうところが素晴らしい。
そして「パワプロ」はやっぱり64でなくちゃならないんだ、とも思った。
このコントローラーを使ってはじめて「パワプロ」なのだと。
PSのデュアルショックも意外と悪くないが、やはりアナログキーの位置
が低すぎて生理的な上下感覚と異なる。
やっぱり64で「パワプロ」をプレイしたい。
いつだったかファミ通のインタビュー記事で「今後はPS2がパワプロの
メインステージになるだろう」というような話が載っていた。
やめて欲しい、お願いだから。
いつまでも64に留まり続けて欲しい。
3Dスティックがあって、はじめて「パワプロ」なんじゃないの?
リアル路線の野球ゲームはPS2に譲って、64に特化した「パワプロ」
を創り続ければいいじゃない!
私が「パワプロDE」をプレイしてたどり着いたのは、こんな意外な結論
だった。