バイオハザード4_2

被害妄想 2005_02_13

 

『バイオハザード4』をスタートさせるべく「NEW GAME」を選択すると、次に難易度選択画面が現れる。
「EASY」「NORMAL」の二者から「NORMAL」を選択すると、その次に驚くべき事が書かれていたのである。

「国際標準の難易度」

ここまであからさまに書かれるとは。
平均的な日本人ゲーマーが根性なしになりつつあるのは周知の事実なのだが、こう書かれるとちょっと恥ずかしい。
つまり、国際標準の難易度であって、日本人にとって標準というわけではありませんよ、といっているわけである。
ちなみに「EASY」を選ぶとこう書かれている。

「簡単(初級〜中級)」

「簡単」の中に「中級」が入っているということは、「EASY」を選んでくれてもいいよ、というメッセージが含まれているんだろう。
しかし、だったら、難易度を下げて日本向けの「NORMAL」を設定するという考え方もあるはずである。
そうしなかったからには、おそらく日本向けだけにバランス調整することが出来る時代ではなくなった(コスト的に)とか、ゲームボリュームの関係上簡単にしたくないとか、ある程度高い壁を乗り越えて欲しいとか、なんか理由があるんだろう。
この『バイオハザード4』は精神的な圧迫感が強いだけで、難易度という意味ではさほど難しくないので、「国際標準の難易度」でも特に問題はないと終わってみれば思える。

しかしながら、実をいうと、私は「国際標準の難易度」という表示を見たとき、こう言われているんだな、と思った。

「あー、君たちバカでしょ?
 バカなだけならいいけど、根性もないからなあ。
 救いようがないよなー。
 君たちにはちょっと無理かもね。
 いいんだよ、無理しなくて。
 これはあくまで国際標準なんだからさ。」
 
そんなこと言われて「EASY」選べるかよ。
そら意地でも「NORMAL」でやるだろ。
このところアクションゲーム続きであんまり難しいのやりたくない気分だったんだけど、「NORMAL」しか選択できなかった。
これは被害妄想だったのか、それとも術中に填っていたのか・・・。



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