『オペレーターズサイド』の類似品がない! これは困った。 『オペレーターズサイド』が終わってから、似たようなゲームがやりたくてやりたくて仕方がなかったのだが、どうもそういうゲームは存在しないようである。 やむを得ず、2周目のプレイをやることにした。 しかしこれは予想通り、あんまり面白くない。 謎解きはすべてわかってるんだから。 ちなみにこのゲームには「2周目」は存在しないようで、1周目を2回やっただけの話である。 なんで似たような作品が他にないんだろう? あれほど話題になった作品なら二番煎じが出てもおかしくはなさそうだが。 もう『オペレーターズサイド』が発売されてから一年近くになるのに、開発してるという話すら聞こえてこない。 その理由を考えてみると、想像がつかないでもない。 オペレーターよりピッタリくる設定って他に考えられないのだ。 一番美味しいところをSCEIに持って行かれた格好である。 かといってオペレーターの設定をそのままに、ストーリーを変えても、謎解きを変えても、絶対「あれ、パクリだよな」って言われるので、これをつくるのは勇気がいる。 その辺が類似品のない理由なんじゃないかな。 おそらく、技術的な問題ではないだろうと私は思っている。(その気になれば、音声認識技術のライセンスを受ければいいわけだし) そうすると、この手の作品をつくることが出来るのはSCEIだけ、ということになる。 これはいけない。 SCEIということは、必然的にPS2及びその後継機種で発売されるわけで、それじゃあ私は相当期間プレイできない。 奴らにビタ一文くれてやるわけにはいかないのだから。 そこで、何とか他の設定を捻り出そう、と思った。 条件としては、 ・音声入力を使うことに必然性があること ・主人公とプレイヤーが一体であること ・現場担当者(『オペレーターズサイド』で言えばリオ)に直接干渉できること 考えてみると、守護霊ぐらいしか思いつかなかった。 映画『ゴースト』みたいに死に別れた彼女を守護するゲームなら、何とかなりそうな気がする。 困っているヒロインの耳元で解法をささやくゲーム。 ヒロインが危ないと思ったら、ポルターガイスト現象を使えばいい。 適当にストーリーをつければ、それなりにまとめられるんじゃないか。 ただ、プレイヤーとヒロインが接触することはできないので、面白くはないかもしれない。 『オペレーターズサイド』において、現場担当がリオであったということは非常に重要だったからな。(つまりプリティーギャルとのやりとりも欲しい) 極端な話、私はマイクを使ったゲームでなくてもイイんだけど、「マイクを使う」という創り手側の動機付けがないと、ああいう懐かしい謎解きゲームは創ってもらえない。 何とかならんものか。 書いていて思い出したが、『ピカチューげんきでちゅう』と『オペレーターズサイド』は似てるな。 音声認識のレベルは格段に低かったけど、あれもなかなか楽しかった。 <後日談 2003_12_04> 『オペレーターズサイド』のHPを調べてみたところ、「オペレーターズサイドチーム」としてスタッフ募集をしていることがわかった。 ということは、次回作をつくり始めているのかな。 楽しみだけど、発売されても買えない。 弱ったな。 <後日談2 2004_01_13> ゲームショップで何気なくソフトを眺めていたら、『デカボイス』というゲームを発見した。 音声入力を使うアドベンチャーゲームだ。 このゲームの存在自体を全く知らなかった。 このゲームでは音声で警察犬を使うシーンがいくつかある。 犬に音声で指示するのは、結構いい案かも。 別に犬じゃなくてポケモンを操っても良いわけだが。 考えてみたら、ポケモンを操って謎を解くアドベンチャーゲームとか面白いかもしれないな。 ポケモン達が、その特徴に応じて「動詞」の役割を果たすから。 |