シルフィード PC88版

シルフィードの遺伝子 2006_10_11

 

XBOX360用に『プロジェクト シルフィード』なるゲームが発売されたそうである。
また名前に「シルフィード」を入れやがって!!
コノヤロー!と思っていたら、全然売れなかったらしい。
だーっはっはっはー、イーヒッヒッヒー、ざまあみろ、と私は大変喜んでいるのである。
面白いかどうかは関係ない。
「シルフィード」という名前を使うことが美しくないのである。

とはいえ、ちょっと気になってはいたので、検索をかけてゲーム内容を調べていたところ、全然違う記事がひっかかった。
PC8801SR版の『シルフィード』がウィンドウズ上で動くという。
前からEGGとかいうエミュレーターのことは知っていたが、シルフィードも動くようになったらしい。
私が知らなかっただけで、かなり前から動いているようだ。
早速やってみた。

やってみて、ビックリ。
画像がショボイ。
そして、処理も遅い。
頑張ればフレームレートが数えられそうじゃないか。
MCD版が偉大に思えるほどショボイ作りだな。
昔はよくこんなのを遊んでたもんだ。
これを初めて見たときは感動したものだが。

でも、シューティングに擬似3Dを取り入れたところはやはり評価されるべきだ。
近いところほど拡大されるから、弾が加速して飛んでくる。
意外と避けにくい。
今から見ると驚くほど画面は閑散としているけど、ちゃんとゲームになっているんだな、これが。
ダメージ制になってる分、稼がないとウェポンが使えないトレードオフも入っている。
15年ぶりぐらいにやったけど、まずまず遊べた。

PS2の『シルフィード』には全く本家の遺伝子が組み込まれていなかったけど、360版はどうなんだろうね。
ちょっと気になってきた。
映像が美しくなるのは別に悪くない。
むしろMCD版のコンセプトを受け継いでいるわけだから。

・異様に速いザコ編隊(連射に切れ目があって、抜けてくる!)
・自機が逃げる方に寄ってくるザコ
・加速弾
・ダメージ制
・ステージにあわせて左右別々のウェポンを選ぶ
この辺の特徴さえ残っていれば、「シルフィード」という名前を使っても良いのかもしれない。

『プロジェクト シルフィード』が「シルフィード」らしいなら、許してやってもイイのだが・・・。
たぶん、違うんだろうな。



<追加 2006_10_25>
これを書くにあたって、一回ぐらいPC88版をクリアしておこうと思ったのだが、意外と難しい。
どの面にどのウェポンが有効なのか忘れてしまった。
攻略HPも見あたらないし、ウェポンの選択からやり直さないとダメだな。
こりゃ、大変だ。



<追加 2006_11_01>
さすがに20年前のゲームをやるのはきついな。
ゲームとしては楽しいんだけど、今と感覚が違うから。
ワンステージが短いとはいえ、全20ステージでセーブ無し、とか今では考えられないな。
たぶん、1時間ぐらいかかる。
今のシューティングゲームは、一周30分が目安だからね。


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