マリオカートDS_2

「ぐるぐる」の旗を掲げて 2005_12_13

 

私は今もなお戦っていると思っている。
気分としては任天堂に陣借りして戦わせて貰っているのである。
親分がいなくなっちゃったんだから仕方がない。

しかしまた任天堂サイドはラクだな。
任天堂のゲームは良く出来ている。
褒めようと思えば幾らでも褒められるよ。
セガのゲームなんかは褒めるのもヒヤヒヤするもんな。
こんなに書いたら嘘かな、っていつも自問自答しながら書かなきゃならない。
あのヒヤヒヤ感もまたイイんだけど。

自分もすっかりの任天堂の楽さ加減に慣れちゃって、気がつくと任天堂のゲームばかり買っている。
私は任天堂ファンじゃないから別にいいんだよ、とか言い訳しながら。
本当に任天堂のプラットフォームを大切にしたいなら、買いたくなくても非任天堂ゲームを買うべきなのである。
ところが、ビックリするぐらい任天堂ブランド以外売れないらしい。
陣の隅っこにいるくせに私は、こいつらアホだな、と友軍を笑っているのだ。

ところで、『マリオカートDS』にはエムブレムを自作する機能が付いている。
自分で描いたエムブレムをカートに貼り付けて走ることが出来るのだ。
マニュアルを読まない私ははじめ気がつかなかったのだが、WiFi対戦をやっているうちにイヤでも気付いた。
スタートするときにエムブレムが表示されるのだ。
エムブレムというよりは、まるで旗のようだった。
みんな自分のオリジナルエムブレムを持っているのに、私だけ持っていないのはなんかカッコ悪い。
なんか作んなきゃな、と思っていた。

そんな折、部屋の片付けついでにDCを仕舞おうとして、はっとした。
いいマークがあるじゃないか。
オレンジ色のぐるぐる。
これはいい。
私は図画工作の類は苦手なのだが、DCのマーク見ながらポチポチとドット打ったよ。
簡単なマークだけあって、かなりいい感じで出来上がった。

任天堂プラットフォームの看板『マリオカートDS』で、ぐるぐるの旗を掲げて走る。
これはなかなか愉快なことだな。
任天堂の旗が並ぶ陣立ての端の方に、一人だけオレンジ色のぐるぐるを掲げて立っている自分を想像してごらんよ。
ワクワクするぜ。
また走る意欲が湧いてきた。

もっともなかなか対戦相手が捕まらないんだけどね。
WiFiでつなげている人が案外少ないのか、それとも私のネットワーク環境が悪いのか。
いや、それ以前にWiFi対戦するほど、私は上手くないという話もあるのだが。
ぐるぐるを掲げて走るくせに弱いんじゃ、そっちの方がカッコ悪いかな?



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