『ルーンファクトリー3』をやり始めて、もうずいぶんになる。 ゲームの中で5年と1ヶ月が過ぎた。 子供が3人生まれてるから、実際には2年と1ヶ月か。(子供が生まれると自動的に1年進む) ちょうど一年で結婚して、そこから更に1年以上やってきたわけだ。 もうほとんどやり尽くしたな。 料理も武器もアイテムも作りきったし、ダンジョンも概ね終わったと言っていいだろう。 あまりにもやることがないので、トロピカルーン(レベルアップアイテム)を大量生産していたら、レベルが400を超えてしまった。 パラメーターは999でサチッてしまって全く意味はないのだが。 まあ、なんというか、農作業したり、材料集めしてると何となく時間が過ぎてしまうゲームだったな。 このゲーム、結婚後ほとんどイベントがない。 依頼をこなそうにも掲示板には自動生成されたものしかない。 それも「○○を×個持ってきて」とか「○○モンスターを×匹懲らしめてきて」とか、そんな程度の依頼である。 そんなもん誰がやるか。 それなのによくもまあ、ここまでやってきたもんだ。 我ながらちょっと感心していた。 と同時に、どうしてここまで出来たのか?と考えてもいた。 おそらくそれは、このゲームが極めてコンパクトに創られていたからだろう。 このゲームには必要なものしかないんだ。 登場人物はお嫁さん候補とその家族だけ。 彼女らは村で暮らすのに必要な機能(店番など)を引き受けており、ほとんど遊びがなかった。 遊びがないから村全体も狭い。 ダンジョンだって基本4つしかないよ。 なんで4つかと言えば、春夏秋冬に対応させるために必要だからである。 しかもダンジョンも狭い。 基本的には釣りや畑、あるいは材料集めに必要なだけだから、そんなにでかい必要はないのだ。 村もダンジョンも狭い、そして時間の経つのも早め。 ちょろちょろしてるとすぐに1日終わってしまう。 1年は春夏秋冬に対応する4ヶ月しかなく、一週間は6日。 週末に2日休みは要らない。 もうあらゆる意味でぎゅっと詰まった構成になってるんだな。 必要なものだけで構成されているから、不毛な行為でも無駄な時間を使ってるという気分にならないのである。 これ、もう少し全体的に広くして、時間の流れをゆっくりにするバランス取りだって考えられるはずだ。 にもかかわらず、3作目にしてこのバランスってことは、おそらく意図的に小さくしてるんだろう。 大正解だと思うよ、この設計で。 DSだからこういう作りになったのかもしれんけど。 いや、これはホントに面白かった。 止めるのが非常に寂しい。 何か目標なりイベントなりがあれば、まだいくらでも出来そうなんだけどな。 |