高校生の頃は毎日のように英語の授業で当てられた。 英語の教師だった父の同僚であったこともある英語教師が私のクラスを担当しており、さらに彼は兄が高3だったときのクラス担任でもあったから。 理由はそれだけでもないのだが、今は置いておく。 その英語教師は私が意訳をすると、なぜか喜んだ。 直訳より意味が通るような日本語にした方がウケがいいので、私はいつも意訳を考えていたものである。 クラスメイトには評判悪かったけどね。 お前の訳は勉強にならん、と言われて。(進学校だから) ところで。 STEAMのお勧めに『上に天井がある。』というゲームが出てきた。 安いから買おうかと思ったのだが、念のためNSのショップを調べたら更にもう少し安かった。 NS版を買ったのはそれだけのことである。 これは、主人公である医学生が忙しすぎて、悪夢に囚われてしまう物語。 ゲームとしてはなんてことない。 選択肢がそれが挿すものの位置に置かれていて、操作しずらいだけのコマンド選択式のアドベンチャーゲームである。 無料ゲームだと言われても納得しそうなレベル。 お話としても、ただ寝てる間に夢を見ただけじゃねぇか、という感じすらあった。 ひょっとしたら開発者がホントに医学部に在籍したことがあって、勉強し過ぎで精神が病んだ経験があるのかな、ぐらいの感想。 私がこのゲームで一番考えたのはタイトル名。 原題は『Looking Up I See Only A Ceiling』なのに『上に天井がある。』はなんか変だなって。 意訳にしても上手くない気がする。 ゲーム内容的に考えても、「looking up」の部分は大事なんじゃないか。 私だったら、『見上げれば天井。』か『見上げても天井があるだけ』にするかな。 ただそれだけ。 |