オキュラス(Oculus)、WiiU

生かすのはタブコンじゃなく 2014_06_10

 

「オキュラス(Oculus)」という3Dヘッドマウントディスプレイ(HMD)がニュースで取り上げられていた。
XBOX360のコントローラーを流用していたから、たぶんWindows用なんだろうな。
前にもニュースで観たことはあるのだが、改めてプレイしている様子を見ていたら、バーチャルボーイを思い出した。
というのも、プレイする姿が格好悪かったからである。
前方に大きく張り出したHMDにケーブルが接続されており、まわりを見渡すとケーブルが体に巻き付いてしまう。
いくら没入感が凄くても、こんなもん売れんやろ、と思った。

しかしである。
これはひょっとすると使えるかもしれない、WiiUに。
というのは、WiiUの本質的な機能は、計算を表示デバイスの外で行って、リアルタイムで画像を飛ばせるところにあるからだ。
WiiUが活きるのはHMDなんじゃないか。

オキュラスは350ドルで試験販売したそうだけど、大量生産すればもっと安くなるだろう。
詳しい技術はよく分からないが、おそらく小さい液晶を二つ用意すればいいわけでしょ。
ゲーム専用機だったら、そんなに高精細な液晶はいらないし、むしろWiiUのパフォーマンスを考えればその方が好都合かもしれない。
タブコンに付いている無線のレシーバーをHMDに積めば出来ちゃうんじゃないかなあ。
最悪、フレームレートを落としてもいいわけだし。

今まで例を見てもオプションをつくるのは負けハードだ。
でも、このまま放っておいてもどうせ負けるんだから、チャレンジしてもいいんじゃないかな。
WiiUの上位機種的な位置づけで、タブコン外して、HMDとリモコンをセットにしたらどうか。
生かすのはタブコンじゃなくて、WiiUそのものを生かす、という判断があっても不思議じゃない。
革新的なゲームが産まれそうな気がするんだ、この構成なら。

次世代機まで先延ばしにしていると、たぶん遅すぎると思うんだよ。
5年周期だとすると、3年後でしょ。
旬は過ぎてるだろう。
やるなら、ここ一年ぐらいでやるしかない。
言葉だけ聞くと縁起の悪い感じがするけど、WiiUをリローンチするのが一番効率的なんじゃないか。


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