スプラトゥーン3、Nintendo Online

ナンバリングの意味 2021_04_17

 

任天堂株の話を書いていて、あのことを思い出した。
『スプラトゥーン3』の話。
あれは意外だったし、方針として間違いだと私は思っているのである。

というのも、『3』は発売されない、と私は予想していた。
ナンバリングを止めて、Nintendo Onlineの基本無料コンテンツとして再出発するのではないか、と思っていたのである。
対戦ゲームはプレイヤー人口が何より大切。
チョロッとやって止めていく人も必要なんだよね。
だって、勝つ人と負ける人の数は同じだから。
負けてくれる人をどんどん供給していかないと、勝率が5割を超えてしまう人の分を埋め合わせられない。
でも、お金を払って負けるなんてイヤでしょ、誰だって。
となれば基本無料にして、Nintendo Onlineへの導線として機能させた方がいいだろう、と私は思っていたのである。

しかし、『3』が発売されることはもう間違いない。
数字を付けたということは、継続的なコンテンツではないことを意味しているわけで、基本無料ではないだろう。
公開された動画によると、コジャケさんが仲間っぽいから、シャケ絡みのストーリーモードが用意されるのかもしれない。
あるいは、今流行りの非対称型対戦モードが搭載されるのかもしれないな。
シャケ側に助っ人で入るサーモンランとかがあるのかも。
非対称型だと勝つ側と負ける側の人数が同じじゃないので、お金を払った人の大半を満足させるようなバランスにも出来るはず。
買い切りのゲームソフトとして発売するからには、それなりに勝算があってのことだろう。

となると、Nintendo Onlineはどうする?という話にもなるんだ。
このまま放っておくと、GamePassにもAppleArcadeにも負けると思うな、私は。
今のところNintendo Onlineにサブスク的な側面は小さいけど、いずれ割高感が出てくるはず。
早急なテコ入れが必要だよ。
『PAC-MAN 99』ぐらいでは全然足りない。
『TETRIS 99』もそうだけど、あれは98人が負けるゲームだからね。
既に加入している人にとってお得感はあっても、あれで加入者を増やすのは難しいよ。
やはり何かしらキラーコンテンツが必要だ。
とはいえ、そんなに上手いことキラーコンテンツを創れる保証はない。
結局のところ、追い込まれた挙げ句に、マリカかスマブラかスプラか、何か有力なソフトを供給せざるを得なくなるであろう、と私は読む。
それによってむしろ成功するかもしれないのだが、一時的に業績は悪化するだろう。
それも、任天堂株を空売りしたい、と私が考えた理由の一つである。


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