いよいよ最後の時が訪れたようである。 私の知る限り、DCの新作ゲームが発売される予定はない。 初代のDCを起動させて気付いたのだが、日付機能は98年から始まっていて、発売からもう8年になろうとしていることに気づいた。 確かに終わっても致し方ない歳月がすぎたな。 最後には最後に相応しいプレイで締めたいものである。 そんなドリームキャストの最後を飾る作品の名は『アンダーディフィート』。 正直な話、楽しくなかったとしても、なんとかして楽しくなるようにプレイしなければならない。 ここがゲーマーの腕の見せ所である。 ゲームはプレイヤーの内側に関する限り、創り手と遊び手のハーモニーなのだ。 しかし、私の心配は全くの杞憂であった。 『アンダーディフィート』は凄く面白かったのだ。 最近やった中では、もっとも取っつきの良いシューティングゲームだった。 どんどんやりたくなる。 このゲームがなんで取っつきやすいのかと考えたところ、やっぱり目新しいからだろうな、という結論に達した。 自機がヘリコプターなんで、機首が回転する。 過去にはあったのかもしれないが、私はやったことがなくてスゴク新鮮だった。 オマケに通常攻撃、機首の制御、オプションウェポンの発動が全部ボタン一個で出来ちゃう。 目新しいのに、操作系がシンプルなんだ。 もう一つ凄いのは、迫力があること。 弾薬が誘爆すると画面が揺れるのだ。 おそらく、ヘリコプターだから爆風を受けやすいだろう、という発想なんじゃないか。 スティックでやってるから振動なんかあるわけないんだけど、最初やったときは「ぐおっ!?」って思ったな。 振動が伝わってくる感じだった。 シューティングゲームってあんまりプレイ中に画面が揺れたりしないから、この辺も目新しかったんじゃないか。 やり始めてからそろそろ2週間になるけど、今日は気乗りしねぇって思う日は一日もなかった。 無理にでもプレイしてやろうと臨んだのが嘘みたいだ。 最後に発売されたのが、目新しいゲームで良かった。 これならいい意地が張れそうだ。 なんとか一周目ぐらいはクリアしてみたいものである。 |