アンダーディフィート

目新しい 2006_04_07

 

いよいよ最後の時が訪れたようである。
私の知る限り、DCの新作ゲームが発売される予定はない。
初代のDCを起動させて気付いたのだが、日付機能は98年から始まっていて、発売からもう8年になろうとしていることに気づいた。
確かに終わっても致し方ない歳月がすぎたな。
最後には最後に相応しいプレイで締めたいものである。

そんなドリームキャストの最後を飾る作品の名は『アンダーディフィート』。
正直な話、楽しくなかったとしても、なんとかして楽しくなるようにプレイしなければならない。
ここがゲーマーの腕の見せ所である。
ゲームはプレイヤーの内側に関する限り、創り手と遊び手のハーモニーなのだ。

しかし、私の心配は全くの杞憂であった。
『アンダーディフィート』は凄く面白かったのだ。
最近やった中では、もっとも取っつきの良いシューティングゲームだった。
どんどんやりたくなる。

このゲームがなんで取っつきやすいのかと考えたところ、やっぱり目新しいからだろうな、という結論に達した。
自機がヘリコプターなんで、機首が回転する。
過去にはあったのかもしれないが、私はやったことがなくてスゴク新鮮だった。
オマケに通常攻撃、機首の制御、オプションウェポンの発動が全部ボタン一個で出来ちゃう。
目新しいのに、操作系がシンプルなんだ。

もう一つ凄いのは、迫力があること。
弾薬が誘爆すると画面が揺れるのだ。
おそらく、ヘリコプターだから爆風を受けやすいだろう、という発想なんじゃないか。
スティックでやってるから振動なんかあるわけないんだけど、最初やったときは「ぐおっ!?」って思ったな。
振動が伝わってくる感じだった。
シューティングゲームってあんまりプレイ中に画面が揺れたりしないから、この辺も目新しかったんじゃないか。

やり始めてからそろそろ2週間になるけど、今日は気乗りしねぇって思う日は一日もなかった。
無理にでもプレイしてやろうと臨んだのが嘘みたいだ。
最後に発売されたのが、目新しいゲームで良かった。
これならいい意地が張れそうだ。
なんとか一周目ぐらいはクリアしてみたいものである。


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