バテン・カイトス_3

意味のないものなんか無い 2004_01_03

 

最近のゲームはよく考えてある。
ゲームの中に意味のないものなんか無いんだな。
うわー、やられた!っていう気になった。

『バテン・カイトス』というゲームの中には「グレイソーン」という生物が出てくる。
その外見はカエルとオットセイを混ぜたみたいな感じ。
オープニングで気を失った主人公を助けてくれるのも「ミーマイ」という名のグレイソーンなのである。

ところで、私が気になったのは、このグレイソーンが世界中にいること。
大陸の人間と数百年交流がないといわれる、とある場所にもいた。
多分全部で100匹ぐらいいるんじゃないか。
で、そこら中でぴょんぴょん跳びはねているのである。
こいつナンのためにいるんだろう?
私はとても不思議だった。

プレイヤーの気を紛らわせるために配置してあるのかな?と思ったのだが、「キュイキュイ」って鳴くだけで何もイベントは起こらない。
気になって気になって仕方ないので見かけたグレイソーンには一通り声をかけたのだが、やはり「キュイキュイ」鳴くだけであった。

更に不思議なことに、このグレイソーンはペットではなさそうなのである。
誰もグレイソーンのことを飼っているとは言わない。
犬を飼っている人とか鳥を餌付けしてる人は出てくるけど、グレイソーンをペットにしている人はいないのである。
なんだか自然に生きているような雰囲気だった。(でも街の中)
もうなんだか訳がわからなくて、画面の彩りのためにおいてあるだけなんだろうな、と思って納得することにしていた。(グレイソーンはとてもカラフル)

ところが最後になって、ああそうですか、ということになってしまうのである。
それはわからないよ。
しかし、今のゲームには意味のないものなんか無いんだ。
このことは、よーくわかった。



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