最近のゲームはよく考えてある。 ゲームの中に意味のないものなんか無いんだな。 うわー、やられた!っていう気になった。 『バテン・カイトス』というゲームの中には「グレイソーン」という生物が出てくる。 その外見はカエルとオットセイを混ぜたみたいな感じ。 オープニングで気を失った主人公を助けてくれるのも「ミーマイ」という名のグレイソーンなのである。 ところで、私が気になったのは、このグレイソーンが世界中にいること。 大陸の人間と数百年交流がないといわれる、とある場所にもいた。 多分全部で100匹ぐらいいるんじゃないか。 で、そこら中でぴょんぴょん跳びはねているのである。 こいつナンのためにいるんだろう? 私はとても不思議だった。 プレイヤーの気を紛らわせるために配置してあるのかな?と思ったのだが、「キュイキュイ」って鳴くだけで何もイベントは起こらない。 気になって気になって仕方ないので見かけたグレイソーンには一通り声をかけたのだが、やはり「キュイキュイ」鳴くだけであった。 更に不思議なことに、このグレイソーンはペットではなさそうなのである。 誰もグレイソーンのことを飼っているとは言わない。 犬を飼っている人とか鳥を餌付けしてる人は出てくるけど、グレイソーンをペットにしている人はいないのである。 なんだか自然に生きているような雰囲気だった。(でも街の中) もうなんだか訳がわからなくて、画面の彩りのためにおいてあるだけなんだろうな、と思って納得することにしていた。(グレイソーンはとてもカラフル) ところが最後になって、ああそうですか、ということになってしまうのである。 それはわからないよ。 しかし、今のゲームには意味のないものなんか無いんだ。 このことは、よーくわかった。 |