『CRASY TAXI2』に着手した。 遊んでみて、「すげーおもしれーよー、これ!」と思った。 しかし、「ん?ちょっと待てよ」とも思った。 面白いんだけど、『1』と同じ面白さだったのである。 しばらく遊んでなかったので、新鮮に感じただけだったのだ。 果たしてこのゲームで遊ぶ意味があるのか? それを確かめるために、『2』と『1』の違いを考えてみることにした。 もっとも端的にわかるのは、ジャンプが加わったことである。 これにより、マップを立体的に把握する必要が出てきた。 ジャンプによってショートカット出来るからだ。 しかし、である。 ということは、ある場所からある場所へ行くための最短コースを採るには、マップの立体的形状を前もって把握しておかなければならない。 矢印に従って進んでいくだけでは駄目なのだ。 正直「えぇ〜ウソー、めんどくせー」と思った。 私は『1』で遊んでいたとき、マップを覚えたりはしなかった。 覚えなくても、メチャメチャ楽しかったのである。 マップを暗記しなければ面白くないというわけでもなし、そういう意味ではこれ以上やる必要もなかろう。 それが私の結論であった。 とはいえ、何もしないで終わらせるのもなんなので、「CRAZY PYRAMID」という課題クリア型のミニゲームだけやってよしとしようと私は決めたのだ。 これが運の尽きであった。 この「CRAZY PYRAMID」の最終課題は、ショートカットを考えないと絶対クリアできなかったのである。 結局マップを覚える羽目になった。 まずマップが必要だった。 マップを見ながらでないと、どう進んでいいのかさっぱりわからない。 仕方がないので、描き写すことにした。 半分ほど手描きで写し始めて、文明の利器を使えばいいことに気が付いた。 私はビデオキャプチャーの出来る環境を持っているのである。 ビデオキャプチャーした画像をプリンターで打ち出すことによって、私はマップを手に入れた。 私は停車位置の地名をマップに記入した。 そして次に道順を記入していった。 不明なところは飛ばして描いていった。 そうすることによって、怪しいところが浮き彫りになっていく。 その結果わかったことには、少なくとも3回ショートカットしなければならなかった。 矢印に従わない迂回路を採るべきポイントも幾つか見つかった。 私はプレイを重ねながら地図を頭に入れていった。 驚いた事に、この過程が予想外に楽しかったのである。 私はこのプレイに没頭していった。 そして、3秒を残して最後のポイントに停車したとき、私は最高ガッツポーズをすることが出来たのだ。 このガッツポーズを引き出したのは、紛れもなくここまで私が通ってきた過程であった。 私はこのゲームに喜びを強制された。 それは『1』のものとは、全く別の喜びであった。 『CRAZY TAXI2』は紛れもなく『2』なのだと、私は記しておかなければならない。 ゲームって、楽しいね。 <追加 2001_07_02> 実はこのあと、更に難しい課題が出てくる。 コースの立体度が増し、次の停車場所が指定されなくなるのだ。 もういいよ。無理だよ。勘弁してくれよ。 と思ったが、折角なので同じように地図を作ってやってみた。 すると驚いたことに、クリアできてしまったのである。 人間ってスゴイね。 やれば出来るんだよ。 しかも、自分がこれを出来るって事は素晴らしいことだと感じられるんだ。 <追加 2001_07_16> さすがに30〜40時間もやると、地図を見なくても走れるようになる。 で、「Small Apple」の方でスコア稼ぎに勤しんでみた。 何とかAWESOME(バケもんだぜっ!って意味?)が取れるようになるまでになった。 お客の行き先は、1カ所もしくは2カ所ランダム指定になっているみたいで、乗せるお客を決め込んでいけば更にスコアは伸びそうな気がする。 しかし、そんなプレイに意味があるのか?という気もするんだ。 もっとメチャメチャに、もっと激しく、そしてもっと楽しく。 それがこのゲームの本質なんじゃないのかな。 実はいい加減、ほかのゲームがやりたいので、この辺にしておきたい気持ちもある。 でも、プレイするのは『CRASY TAXI2』ばっかりだったりして。 |