CRASY TAXI2

これ以上やる意味あるの?  2001_06_29

 

『CRASY TAXI2』に着手した。
遊んでみて、「すげーおもしれーよー、これ!」と思った。
しかし、「ん?ちょっと待てよ」とも思った。
面白いんだけど、『1』と同じ面白さだったのである。
しばらく遊んでなかったので、新鮮に感じただけだったのだ。

果たしてこのゲームで遊ぶ意味があるのか?
それを確かめるために、『2』と『1』の違いを考えてみることにした。
もっとも端的にわかるのは、ジャンプが加わったことである。
これにより、マップを立体的に把握する必要が出てきた。
ジャンプによってショートカット出来るからだ。

しかし、である。
ということは、ある場所からある場所へ行くための最短コースを採るには、マップの立体的形状を前もって把握しておかなければならない。
矢印に従って進んでいくだけでは駄目なのだ。
正直「えぇ〜ウソー、めんどくせー」と思った。

私は『1』で遊んでいたとき、マップを覚えたりはしなかった。
覚えなくても、メチャメチャ楽しかったのである。
マップを暗記しなければ面白くないというわけでもなし、そういう意味ではこれ以上やる必要もなかろう。
それが私の結論であった。

とはいえ、何もしないで終わらせるのもなんなので、「CRAZY PYRAMID」という課題クリア型のミニゲームだけやってよしとしようと私は決めたのだ。
これが運の尽きであった。
この「CRAZY PYRAMID」の最終課題は、ショートカットを考えないと絶対クリアできなかったのである。
結局マップを覚える羽目になった。

まずマップが必要だった。
マップを見ながらでないと、どう進んでいいのかさっぱりわからない。
仕方がないので、描き写すことにした。
半分ほど手描きで写し始めて、文明の利器を使えばいいことに気が付いた。
私はビデオキャプチャーの出来る環境を持っているのである。
ビデオキャプチャーした画像をプリンターで打ち出すことによって、私はマップを手に入れた。

私は停車位置の地名をマップに記入した。
そして次に道順を記入していった。
不明なところは飛ばして描いていった。
そうすることによって、怪しいところが浮き彫りになっていく。
その結果わかったことには、少なくとも3回ショートカットしなければならなかった。
矢印に従わない迂回路を採るべきポイントも幾つか見つかった。
私はプレイを重ねながら地図を頭に入れていった。

驚いた事に、この過程が予想外に楽しかったのである。
私はこのプレイに没頭していった。
そして、3秒を残して最後のポイントに停車したとき、私は最高ガッツポーズをすることが出来たのだ。
このガッツポーズを引き出したのは、紛れもなくここまで私が通ってきた過程であった。

私はこのゲームに喜びを強制された。
それは『1』のものとは、全く別の喜びであった。
『CRAZY TAXI2』は紛れもなく『2』なのだと、私は記しておかなければならない。

ゲームって、楽しいね。



<追加 2001_07_02>

実はこのあと、更に難しい課題が出てくる。
コースの立体度が増し、次の停車場所が指定されなくなるのだ。

もういいよ。無理だよ。勘弁してくれよ。
と思ったが、折角なので同じように地図を作ってやってみた。
すると驚いたことに、クリアできてしまったのである。

人間ってスゴイね。
やれば出来るんだよ。
しかも、自分がこれを出来るって事は素晴らしいことだと感じられるんだ。


<追加 2001_07_16>

さすがに30〜40時間もやると、地図を見なくても走れるようになる。
で、「Small Apple」の方でスコア稼ぎに勤しんでみた。
何とかAWESOME(バケもんだぜっ!って意味?)が取れるようになるまでになった。

お客の行き先は、1カ所もしくは2カ所ランダム指定になっているみたいで、乗せるお客を決め込んでいけば更にスコアは伸びそうな気がする。
しかし、そんなプレイに意味があるのか?という気もするんだ。
もっとメチャメチャに、もっと激しく、そしてもっと楽しく。
それがこのゲームの本質なんじゃないのかな。

実はいい加減、ほかのゲームがやりたいので、この辺にしておきたい気持ちもある。
でも、プレイするのは『CRASY TAXI2』ばっかりだったりして。


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