ときめきメモリアル 〜Girl's Side〜

ときめかないメモリアル 2002_10_13

 

無理があった。
どう考えても無理があった。
だって、「ひぶこ」男の子なんだもん。
『ときめきメモリアル 〜Girl's Side〜』にときめくのは無理だったのである。

だいたい、おかしくないか?
カッコ悪いんだよ、登場する男の子達。
女の子の世界ではこれが美形なの?
そうなのかなあ・・・。
スゴク線の細い感じがするんだけどなあ。

デザインだけじゃなくて、不思議な事はいっぱいあるし。
無口なヒロインの男版とか、ダンディな謎のおじさんとか、性格めっちゃキツイ先生とか、ああいうのが女の子の世界では格好いい男のステロタイプなのかなあ・・・。
そうなのかなあ・・・。
う〜ん、どうやら、この世界を理解するには性転換する必要があるようである。
名前だけ「ひぶこ」に替えてもダメなようだ。
しかし、一つだけ嬉しいことがあったので、今回はそれを書いておきたい。

以前『ときメモ3』をやったときに書きそびれていたことがある。
何を書こうと思っていたかというと、「Girl's Side」は初めからやり直せばいいじゃない!ということをである。
「ときメモ2」路線を継承する必要はない、これから進む道は新しいユーザーが決めればいいのだ、と。
もう一回やり直しても、また「ときメモ2」路線になってしまうのか、ちょっと興味もあった。

ところがなんと、『ときめきメモリアル 〜Girl's Side〜』はメチャメチャ淡泊で、かなり『ときメモ1』に近い構成が取られていたのである。
ホントに淡泊。
ほとんどストーリーらしいストーリーは織り込んでいない。(ホントは言い切れないんですが)

それでいて、ちゃんとゲームは織り込んであるのだ。
バイトしてお金を稼ぐ。(バイトするとパラメーター上げられない)
お出かけして、服やアクセサリーを買う。(お出かけするとデートできない)
デートの際には、相手の好みに合わせて自分をコーディネートする。
しかも流行を追いかけながらね。
このあたりのゲーム性は、私にはちょっと酷なんだけど。
服なんざあるモノを着るタチだから。

たぶんこのゲーム、女の子だったら結構楽しいんじゃないの?
構成は非常に良いと思った。
如何せん、私は男だから、女の子の気持ちはわからないけどね。

この『ときめきメモリアル 〜Girl's Side〜』は意外と(?)売れたみたいなので、きっと続編が創られるだろう。
その時になれば、この評価も明らかになるはず。
もっとも私はもう無理なので、「Girl's Side」の未来は全面的に女性の皆さんにお任せします。(当たり前か・・)
「ひぶこ」引退!



<ところで>
「ヒロイン」の反対語って何?
「ヒーロー」は使いにくいんだけど・・・。


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