久々に神宮寺三郎をやった。 『探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実』。 DSでは3作目になるようだけど、私は初めてプレイした。 このところ、神宮寺のイメージは以前ほどポジティブなものではなくなっていた。 ワークジャムに移ってから、気に入らない作品があったからな。 おまけに今や神宮寺のホームグラウンドはモバイルフォン向けのイメージが強い。 わざわざプレイする気にならなかったのである。 しかし、やってみたらこれは意外とすんなり読めたな。 この「すんなり読めた」という点について一つ気付いたことがある。 このゲーム(本編)の神宮寺は次に何をするか、必ず独白するな。 「洋子くんに連絡を入れとかないと」とか「熊さんに定時報告か・・」とか、選択肢が出る前につぶやくのである。 おかげで余計なフラグ立てを疑わずに済んで、スムーズに話が進む。 今まで神宮寺ってこんなに親切だったかな? 通常、選択肢型のアドベンチャーゲームでは、3回選択しないと進めないフラグなんてのが頻繁に用意されているものだ。 5つある選択肢のうち、3つめを3回選択させる場合、上から順に総当たりでプレイしている人は合計で13回選択するハメになる。 ほとんど負荷らしい負荷がない選択肢型では、そんな時間稼ぎもまあ認められてきた。 そういうのが『伏せられた真実』には全然ないな。 神宮寺の思っているとおりに素直に選んでいくと気持ちよく話が進んでいく。 ゲームになっている選択肢は、ある一部分だけ明確に分かれていて、そこだけやってくれればイイよ、って感じになってるんだな。 今風な感じで私は好きだな。 つまらないことに時間使いたくないし。 もしかすると、たばこが吸えないからかもしれないけど。 今までは、困ったらたばこを吸うと、ヒントらしきことを言ってたからな。 昨今の禁煙(分煙?)のムーブメントのせいで、ゲーム中ほとんどたばこを吸う機会はない。 ヒントをあげる機会がないから、先にあげちゃえ、ということかもしれない。 たばこを吸うのがトレードマークの作品がたばこを封じられてテンポアップする、というのも、ちょっと皮肉な感じがしないでもないが。 |