アイドルマスター_2

抗えない魅力 2007_02_12

 

ギャルゲーの負荷として好ましいのは、負荷を乗り越える際に対象となるキャラがどんなキャラなのかを考える必要のあるモノである。
この私の考えからすると、『アイドルマスター』はあまり良い構成のギャルゲーではない。
しかし、これがハマっちゃってるんだな。
何十時間やったのかわからないけど、少なくともワイヤレスコントローラーのエネループを2回交換する程度にはやった。
この魅力には抗しがたいな。

これから少し『アイドルマスター』の内容について書こうと思っているのだが、例によって説明するつもりはない。
知らない方はなんのことか分からないだろう。

このゲームの中でギャルゲーに相応しい負荷のある部分は「コミュニケーション」だけである。
「コミュニケーション」の選択肢を選ぶときには考えるね、どれを選んだら喜んでくれるのか。
パッと見にはどれが正解か判らないような微妙な選択肢なんだよ。
ココは良い。
キャラクターが自分の中に構築されていくのを感じるな。
ただし、この部分はゲーム全体の中でわずか5%ほどのボリュームである。
それ以外はランダムの選択肢とミニゲームしかない。

朝夕・オーディション前のランダム選択肢は、時間稼ぎというかボリューム稼ぎというか、全く意味がない。
一方、ミニゲームや「オーディション」にも、ゲームとしての出来は別にして、キャラをイメージする要素はないんだな。
ゲームとキャラが乖離しちゃってる。

こう考えてくると、ギャルゲーとしてはイマイチなのかな?って思う、私は。
ところが、3Dキャラがスゴイ魅力的なんだ。
やっぱり動いているからだろうな。
3人ダンスしながら歌ってるの見てると、時間が過ぎていくのがそんなに苦にならない。
正直言えば、気持ちよくダラダラと時間が消費されていくのである。
ご褒美タイムをショートカットするコンフィグもあるんだけど、ショートカットしようと思わないもん。

で、時間が経過していくと、ますますハマっていってしまう。
ギャルゲーってのはウソでもいいから時間を使わせると、プレイヤーが勝手にゲームの中に入り込んじゃう事がしばしばあるんだよ。
暇だから、かえってキャラクターのこと考える時間が出来るんだろうな。
結局、時間を使わせることができるほど魅力的かどうかってことになるんだろうけど。

ゲーセンで出会わなくて良かった、ホント。
万札が飛んでいくってのも判るよ。
毎回100円払ってやってら、もっとハマってたかもね。
100円分楽しもうとするから。
考えるだけでも恐ろしい。


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