ウイニングイレブン プレーメーカー2009

大口を叩くには 2009_05_22

 

『ウイニングイレブン プレーメーカー2009』がようやく軌道に乗ってきた。
正直言って、そんなにこのゲームがやりたいわけではなかったのだが、私には一つ確かめなければならないことがあったのである。
前作の『2008』をやったときに、このゲームは素晴らしいけれども全く直感的ではない、新しい操作系を作り出しただけだ、Wiiのコンセプトに合致しないゲームである、と感じた。
そして、いままでのゲームと同じように、どんどん複雑になっていくであろう、と予感した。
この点について、一応確認しておく必要があったのである。

今回『2009』ではいくつか新しい操作が加わった。
私はもうすっかり前の操作を忘れてしまったので、どこがどうと明確にポイントアウト出来ないのだが、まあ、より複雑になったことは間違いないようである。
おまけに、従来のウイニングイレブンと同じ操作系でもプレイできるように作り直されたようだ。
私はやってないけど。
やはり従来のプレーヤーをWiiにうまく誘導は出来なかったらしい。

やはりこのゲームは素晴らしいけれどもWiiのコンセプトに合致しない、という私の見解は正しかったように思える。
Wiiで受けるゲームはもっと単純じゃないと。
ヘビーゲーマーが文句を言うぐらいでちょうどいいんじゃないか。

しかし、である。
Wiiで複雑なゲームは駄目なんだよ、と主張する人間が、その複雑な操作をまるでモノに出来ていないとなると、ちょっと弱ったことである。
これはかっこ悪いな。

『2009』になっても『2008』とずっと同じプレイばっかりやっている自分に私は気づくのである。
サイドから抉ってゴール前に短いセンターリングを入れるパターンばっかり。
なんの創造性もないじゃないか。
新しい操作を使いこなすとか、そういうレベルじゃない。
一年前と同じことをただ繰り返すことに果たしてなんの意味があるのだろうか。
自分でも疑問に感じられてきた。

こんなプレイをしている人間が、複雑なゲームはWiiのコンセプトにあわないんだよ、などと言ってもなんの説得力もないよな。
大きな口をたたくには、それなりに実力が伴っていないと。
もうちょっと腕を磨いてから、大きなことは言いたいと思います。


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