私は部屋の中でズボンを履くのが大嫌いである。 なんだか窮屈でイヤ。 自分の部屋の中にいるとき、私は常にパンツ姿である。 寒くて毛布にくるまっているときであっても、ズボンは履かない。 それが私のポリシー。 たとえ足が鞭打たれようとも。 『ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード』を買ってみた。 『ハッピーダンスコレクション』をやっていたら、案外バンダイナムコはWiiのことがよく分かっているのではないか、という気がしてきたのである。 実際、ワールドワイドでもWii 向けで成功している数少ないサードパーティの一つだそうだ。 世界中の開発者が、Wiiで売れるゲームってどうやったら作れるのか分からないと嘆いている、という記事をよく目にするけど、バンダイナムコはちょっとコツを掴んだらしい。 『ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード』をやってみると、非常に素直な作りであることが分かる。 リモコンとヌンチャクをストックに見立てて、地面をかく動作を行うことで加速するし、リモコンとヌンチャクを持って体を傾けることにより、左右に曲がることができる。 非常に置き換えの同一性が高いな。 これは確かに面白いだろう。 広いゲレンデを何となく滑っているだけで、割と楽しい。 私は全くスキーは駄目な口なのだが、ああ、スキーってこういう感じかー、という疑似体験が出来るゲームである。 ただし、1つ問題がある。 リモコンとヌンチャクをつなぐケーブルのことである。 ストックをかく動作をすると、膝のあたりにケーブルがビシッと当たるのだ。 寒いときなどはことのほか痛い。 まるで素足に鞭打たれるかのような痛みである。 もっとも、実はそんなに大きくリモコンを振る必要はない。 胸のあたりでちょこっと動かすだけでもリモコンは反応する。 所詮、傾きと加速度しか検出してないからな。 そこいら辺はWii独特の世界で、楽しくなるようにプレイしなければならない。 多少痛かろうが、やはりストックをかく動作をした方がいいし、体と一緒にリモコンを傾けた方がより楽しいわけである。 普通の人はズボン履いているから、きっと問題ないのではないか。 私は何があっても絶対にズボンは履かないけど。 私は耐える。 |